どうもおかしい。最近、あまりにも寒すぎやしないか……? 北国ならまだしも、7月の東京だぞ? 例年ならば30度を超えていても不思議ではない。夜に外出して肌寒いと感じるなんて、普段なら考えられないはずだ。

気象庁によると本日2019年7月9日の東京の最高気温は、父島など一部地域を除いてほとんどの観測地点で25度未満となった(18時時点)。4月下旬並のところも多かったようである。東京は一体どうしてしまったというのか?

・7月なのに寒い理由

思い返すと今日も昨日も、週末もヒンヤリしていた気がする東京都心。ここ数日は雨と曇りばかりで、日が差すことは非常にまれだった。tenki.jpによると、関東地方にオホーツク海高気圧から吹き出す冷涼な空気の流れ込みが続いているのだという。

どおりで半袖1枚だと帰る時には寒かったわけだよ。気になって気象庁発表のデータを見てみたところ、驚きの事実が明らかになった。なんと7月5日以降、東京都心は一度も夏日になっていないのである。つまり、ずーっと25度を下回っているというわけ。いや涼しすぎィィィィイイイ!

ウェザーニュースによると、東京都心で25度未満が5日連続するのは、7月としては1993年以来26年ぶりのことだという。ににに、26年ぶり!? まだ生まれていなかったという読者の方も多いのではないか。地味に異常事態である。

・26年前といえば……

ちなみに1993年の夏といえば思い出すのが「米騒動」だ。記録的な冷夏による米不足が日本を大いに騒がせたのがあの年だった。タイから緊急輸入した細長い米が、一般家庭にも多く出回ったことは今でもハッキリ覚えている。

・週末は暑くなる?

ただ、気象庁による週間予報を見る限り、この週末は蒸し暑さが戻ってくるようだぞ。ウェザーニュースも1993年のような冷夏になる可能性は今のところ低いと予想しているので、そこまで心配することはなさそうである。よかったよかった。まあ、暑いのもそれはそれで嫌なものだが。

参照元:気象庁tenki.jpウェザーニュース
執筆:お天気観測者・あひるねこ