ゴールデンウィークで感染拡大が懸念されている はしか(麻疹)。2018年3月23日、沖縄県で台湾からの旅行客が麻疹と診断されたことを皮切りに他県でも患者が報告されている。

空気感染、飛沫感染、接触感染など、感染力が極めて強いとされるこの感染症。そんな はしか に大人になってから感染した人が描いた実録マンガが話題になっている。はしか、怖すぎ……。

・18歳のころはしかにかかった話

このマンガをTwitterに投稿したのは「墨田しろ@黒ザップ(@sumidashi6)」さんだ。18才の頃、コンビニバイトでお客さんから はしか をもらってしまった彼女。マンガでは、そこからの時系列での体調変化が描かれている。

最初は風邪と思い休むが、一向に回復しない体調。それどころか熱は人生初の40度へ。救急車で運ばれるも、医者もなかなか原因を特定できない。はしかと特定できた頃には、肺炎と脱水を併発しかけていて、「本当に死ぬ寸前」だったという。

即日、隔離入院となった後も、食べていないのに吐き気がおさまらず、常に胃液を吐いている状態で点滴だけで命を繋ぐ毎日。結局、1週間ほど入院し3キロほど痩せたとのこと。このマンガにネットでも以下のような体験者の声があがっている。

・ネットの声

「私も大人になってからかかりました。本当死ぬかと思う位熱出て、お腹空いていても口のなかもただれて痛くて食べたくない、最初は入院しなかったが、病院にまた行った時に入院って言われました」
「同じく40℃超えの体内に発疹があり24時間点滴、常に胃液を戻してしまい私は10日間の入院と前後2週間で8キロ痩せてました」
「集中治療室で一週間の意識不明の重態」
「昔は命さだめとも呼ばれていました。また男の場合、子供が出来なくなる恐れも」
「同じく18の時、麻疹に感染しまして10日間で4kgちょい痩せましたし7日間くらいは食べても意味なかった記憶」
「私もコンビニでバイトしてるので気をつけます」
「高校の同級生がはしかにかかり….亡くなりました」
「後遺症で左耳難聴です」
「ただ発疹でるだけだろと思ってたんですけど、そんなレベルじゃないんですね。死ぬほどだとは知りませんでした」
「非常に勉強になりました」
「1週目は高熱が出っぱなし2週目に発疹が出て3週目にようやく落ち着いた感じ。。。死ぬかと思いました。。。」

──地獄か。なお、厚生労働省のHPによると、はしかに感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現するという。

また、手洗い、マスクのみで予防はできず予防接種が最も有効な予防法とのこと。現在、拡大の傾向を見せているはしか。まだかかっていない方、2回の予防接種を行っていない方は十分ご注意を。

参照元:Twitter @sumidashi6厚生労働省
マンガ:墨田しろ‏, used with permission.
執筆:中澤星児

▼はしか、怖すぎ