インスタ映え、Twitter映え、TikTok映え……とにかく映えるものを撮りたいSNS戦国時代。手軽にインパクト大な動画を作れるアプリに出会ったためご紹介したい。

画面に指をサササーッと這わせるだけでハイ完了。空中に実在するような3D落書きはSNS映え必至! 360度どこから見ても存在してるゥゥゥウウウ!!

・AR動画を作れるアプリ

アプリやPCなどを使い、現実世界に本来存在しないものを生み出すAR(拡張現実)。有名なもので言えば「ポケモンGO」がそれだ。そんなARを使って自分の想像を手軽に具現化できる動画アプリが『LightSpace – 3D painting in AR』である。



先日、私(中澤)がTikTokを見ていると、「おすすめ」にこのアプリを使った動画が表示された。最初は、「プリクラみたいだなー」としか思わなかったのだが撮影者が移動を始めると……ファ!? なんじゃこりゃー!

落書きの距離感や角度も動きに合わせて自在に変化していく。あたかも本当にそこにプリクラみたいな落書きが浮遊しているかのように。完全に空中に実在してるだろこれ

気になったので、アプリをダウンロードし試してみることに。最低限のアプリの説明の後、カメラと写真へのアクセスを許可すると即アプリの使用画面へ。使用までの流れが短くシンプルなのも良い

機能も非常にシンプルで落書きと録画のみ。しかし、使ってみてもやっぱりこの落書き機能は超スゴイ。落書きを通過したり見上げたりもできる

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なんかいる

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また、アプリ起動中に描いた図形はずっと表示されているため、いくつもの落書きを多重構造のように重ねていくことも可。どう遊ぶかの自由度は高く、使い方に深みがある気がした

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マリオみたいや

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しかしながら、反応がぎこちなく、画面に指で書くという仕様上シンプルなものしか描けないという面もある。また、録画ボタンを押しても録画が始まらないことがあったり不具合っぽいものも結構あった

私はiPhone6sだが、録画した動画を再生しようとしたら「このビデオはApple TVで再生中です」と表示されて見ることができない状態に。この症状はiOSをアップデートしたら治ったので、iOSバージョンの問題だったのかもしれない。

可能性をビンビン感じるこのアプリ。ぎこちなさや録画ボタンなどの挙動の怪しさが今後改善されていったら、さらなるヒットもありうると思う。

関連リンク:LightSpace – 3D painting in AR(AppStore
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.