内部に電熱ヒーターが仕込まれたチート的防寒アイテム『電熱ヒーター ベンチレーションジャケット』。こいつがマジで暖かいってことを、以前の記事で紹介したのだが……覚えておられるだろうか?

覚えている人がいると仮定して進めると、その記事内で「これがあったら、ヒートテックとかは必要ないのかもって気がした」と記載したのは誇張ではない。本当にそう思ったのだから。

なので今回は、『電熱ヒーター ベンチレーションジャケット』の性能を確かめるために、ヒートテックなどの肌着やシャツは一切なしで真冬に屋外作業をしてみた。

・ジャケットオンリーで検証

実は『電熱ヒーター ベンチレーションジャケット』を着ての屋外作業を、私は以前にも体験している。しかしそのときはジャケットの下にシャツなどを着ていたため、電熱ヒータージャケットだけの防寒性能を検証できたとは言い難い。

本当の実力を確かめるなら……やはりジャケットオンリー。上半身はそれ1枚で検証せねばならないだろう。というわけで、上半身は何も身に着けず……


電熱ヒータージャケット1枚で……

検証開始!


外に出たところ、上半身は暖かいが下半身はクソ寒い。それは耐えるとして、重要なのは上半身だ。上半身さえ寒くならなければ、ヒートテックなどの肌着やシャツがなくても何とかなるってこと。

しかし、上半身に寒さを感じたら……電熱ヒータージャケットのみでの作業は不可ってことになる。果たして、結果はどう出るのか?

実際に30分ほど作業してみた。ちなみに、外の気温は摂氏6度

指が動かなくなったら作業できないので、手袋をはめる。「手袋だとMacのトラックバッドが超使いにくい」と嘆きながら、作業を進めること30分。その結果は……



上半身だけなら余裕で暖かい!


全然寒くない!


しかし……!


めちゃくちゃ猫背になってしまうことも判明した。なぜなら、電熱ヒータージャケットは背中と襟の部分にヒーターが内蔵されているので、その熱部分に少しでも触れようとして、どうしても前かがみになってしまうからだ。


作業、やりづらっ……!


そうならないためにも、ヒートテックなどの肌着類やシャツは絶対にあった方がいい。薄々気づいていたが、防寒できたところで色々と不便である。

というか、足の指先は冷え切ってカチカチになってしまったことを考えると、下半身の防寒を十分に考える必要があるだろう。また、ヒーターの電源であるモバイルバッテリーの充電が切れたら即死なので、ジャケットオンリーはオススメはできない。


結論:ちゃんとシャツを着よう


──現場からは以上だ。

参考リンク:サンコーレアモノショップ
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:温度計(iOS)