エンゼルス、大谷翔平選手の勢いが止まらない。2018年5月17日現在、バッターとして5号ホームランをかっ飛ばし、投げては3勝を記録するなどアメリカでも二刀流で結果を出し続ける大谷翔平選手。日本ではテレビ・雑誌・Web問わず連日のように大谷特集が組まれ、しばらくの間は “大谷フィーバー” が続きそうな気配である。

ただ、報道の中には「アメリカ熱狂」「全米が大谷を称賛」的なやや大げさに感じるものも少なくないが、果たして現地の人は大谷選手の活躍をどう捉えているのだろうか? 今回は球場から車で20分ほどのところに住む、正真正銘のロスっ子に話を聞いてみることにした。

・超地元民

話を聞かせてくれたのは記者の個人的な知り合い、Aさん(30代女性)である。彼女はカリフォルニア州オレンジカウンティー在住で、エンゼルスの本拠地「アナハイムスタジアム」からは車で20分ほどのところに住んでいる。

つい先週も旦那さんとお子さんが球場に出かけてきたというから「大谷選手は現地でも本当に人気があるのか?」を確かめるには、これ以上ない人物と言えるだろう。それでは以下で記者とのやり取りをご覧いただきたい。


──Hey,what’ up? ちょっと大谷について聞きたいんだけどいいかな?

「OK、大谷くんね。いいよ」

──日本では大谷人気が凄いんだけど、現地ではどうかな? 大谷フィーバーきてる?

「うん、すごいね! ニュースでもよくやってるし、名前も顔もよく見るよ」

──あ、本当なんだ。まあ地元だしね。じゃあ大谷の何が人気なの?

「私は野球のことはわからないんだけど、顔も可愛いし外国人並みにスタイル良いじゃん! あと真面目な好青年だってテレビではやってたわよ。まあ、顔が可愛いのは大きいんじゃないかしら?」

──顔! でも野球もエンターテインメントだから大切かー。じゃあ大谷ユニフォームを着てる人が街中にいる感じ?

「それはないかな。こっちの人ってマニアックじゃないというか、浅く広くの人が多いんだよね。ユニフォーム着るのも球場限定じゃないかな?」

──ふむふむ。

「でもフィーバーではないかもしれないけど、人気というか注目度はかなり高いんじゃないかしら? 先週、旦那と子供が球場に行ってきたんだけど、大谷がバッターボックスに入るときは、他の選手よりも遥かに声援が大きかったって」

──へぇー! やっぱりキテるね、大谷。

「うん、大谷ユニフォームも人種関係なく着用してる人が多かったみたいよ。こっちでは “モンスタールーキー”って呼ばれてるわね」

──モンスタールーキー! じゃあやっぱり大谷は人気あるんだね。

「全米レベルかどうかはわからないけど、少なくとも地元ではかなり人気あるよ。日本で彼がどう報じられてるかわからないけど “ロサンゼルスで大人気” って言ってもウソではないわ」

──OK、サンキュー!


……というわけで、少なくともロサンゼルスの周辺エリアでは「大谷人気」がマジで爆発しているようだった。また、“可愛い顔” も人気のひとつだということは、日本にいるとわからない意外な事実ではなかろうか。日本とロサンゼルス周辺では、しばらくの間、大谷選手が注目を集めそうだ。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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