誰でも1年のうちに「特別な日」が数日はあるだろう。誕生日や結婚記念日、入社記念日など、今に至る人生に多大な影響を与えた日が。私(佐藤)にも、その日を境にして生活が一変したことがある。それが3年前の今日、2016年12月13日だ。この日、私は初めてポールダンスのレッスンを受けた。いわば「ポール記念日」である

昨年12月、つまりポールを始めて2年が経った時「ここまで続くとは」と自分で言っている。あれからさらに1年が経過し、やはり同じ感想を抱く。「まさかここまで続くとは」と。やり続ける限り、自分に驚かされる日々が続いていくことになるのだろうか?

・成長は最初の1年目

この3年を振り返ると、1番成長していた時期は最初の1年目だったように思う。とにかく運動が嫌い。身体を動かしても楽しくない。そんな風に43年間考えていた私にとって、ポールとの出会いは革命的だった。やればやるほど上達する、その実感を得られる初めてのスポーツだったからだ。


「身体を動かすってこんなに楽しいものなのか!」


40代、体力が衰えていく年齢に差し掛かっている。しかし私は今、人生で1番運動している。衰えに逆らって、少しずつだがポールダンサーとして成長もしている。43歳で始めても遅くなかったんだと、日々実感している。


・目標達成!

その証に、2017年から目標に掲げるも昨年まで全然できなかった脚だけで身体を支える技、「ニーホールド」ができるようになった。


同じく目標にしていた、逆さまの状態から肘で身体を支える技「アームホールド(別名:アイーシャ)」もできるようになったのだ。さらにさらに、最近になって1つの夢にしていた技もできるようになった。それは「スワン」というスピンの遠心力を利用して、腕だけの逆立ち「ハンドスタンド」に移行する、「フェニックス」という技である。ポール初心者にとっては憧れのトリックの1つだ。



これらの技ができるようになることを、自分以外誰も期待していない。やってもやってもできない日が続くと、「どうせ誰も期待してないしな」とやめる理由が頭に浮かぶ。でも! それを跳ね除けて達成した瞬間の爽快感は、言葉で言い表すことができない。努力を始めるのに40代でも遅くはないと、改めて実感する。


・体形に変化なし

ちなみに当初はダイエットの一環でポールダンスを習い始めたのだが、最初の1年間はかなり減量できた。ただ、2年目から体重は安定。今では極端に減ることはなくなった。


むしろ油断すると、食べ過ぎて増えることがある。週2回の練習と1回のレッスンとは別に、ランニングなどの有酸素運動でもしない限り、運動で体重を減らすことは難しい。この歳になると、習慣的に運動をしていたとしても、食事に気を付けなければいけないようである。やっぱり食事か……。


・誰かの励みになれば

この先もポールをやり続けていくことだろう。3年経ったとはいえ、実力も気持ちもまだまだ初心者だ。有難いことに、私のYouTube動画やInstagramの投稿を励みに、練習をがんばっている人がいる。オッサンの奮闘が励みになるのなら、私はますますやり甲斐をもって練習に励むことができる。

今までと同じように、来年も継続して練習を続けていきたいと思う。今年はできなかったという人も、来年は何かを始めてみてはいかがだろうか? いつ始めても遅くはないから。


Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼ポールダンスを始めて3年が経過しました


▼2年目の動画


▼1年目の動画