2018年10月1日からタバコの値上げが始まった。ついに主要銘柄は500円台に突入! 加熱式たばこの銘柄も横並びで値上げ! でもそんなの関係ねえッ!! ハイ、オッパッピー! ということで、iQOS(アイコス)のヒートスティックが吸える互換機を紹介しちゃうよッ!

アイコスユーザーなら、ホルダーを持て余しているかもしれない。2本同時に充電できればなァ……と考える人もいるだろう。そんな “夢” をちょっと想像とは違う形で再現してくれる互換機を発見した! この製品「iSOMD2」は2本のホルダー(ロッド)を同時に充電できて、チェーンスモーク可能だ! ただし、あくまでもアイコス互換機で、アイコス純正のホルダーは充電できないのであしからず

・ホルダーが1本余る……

私(佐藤)が現在使用しているアイコスは3台目である。1台目は旧モデルで、2台目3台目は現行の「iOQS 2.4Plus」。本体のバッテリーがイカれてしまったため、ホルダーは同じ型のものが2本。1本は常時充電できるけど、1本は持て余している状況だ。これを何とかしたいと思い調べたところ、この製品を発見した。


残念ながら、アイコスの純正ホルダーは使用できないが、製品にはホルダーに相当する「ヒーティングロッド」が2本ついており、その2つを同時に充電することができる

こういう形のモデルを、純正品として作って欲しいというのが正直なところなのだが、いまだそのようなものは存在しないので、仕方なくトライしてみることに。


・製品の中身

製品には、本体と掃除器具2種。USB充電ケーブル1本と綿棒がついている。


新しい互換機を買う度に、USBケーブルが増えるのはこの検証の難点。もうケーブルいらない……。


・アイコスの弱点「フタ」がない

さて、まずはサイズ感。アイコスと比べると縦幅が短く横広の形状。


手に持つと、アイコスとそれほど大きく違いは感じない。重量感もほぼ同じだ。ちなみにアイコスは120グラム(ホルダー込)で、iSMOD2は105グラム。


この製品最大の特徴は2本のロッド。左右に強力な磁石式の充電口があり、くっついたロッドを引っ張って取り外すことになる。アイコスは「フタ壊れやすい」という弱点があるのだが、この製品はその弱点を磁石の力でカバーしている。この磁石、相当強力でロッドを外す時に多少力が必要だ。


・ロッドはアイコスに酷似

アイコスホルダーとロッドを比較してみる。長さはロッドの方がいくぶん短い。


太さはほぼ同じで、手に持った感触は、まったくと言って良いほど同じだ。


加熱部分のブレードもアイコスと同じような形状。充電方式を除けば、限りなくアイコスに寄せてきているのが、よ~くわかる。


・本体の電源を入れ忘れそう

ちょっとだけ面倒なのが、本体の電源だ。アイコスは自動でホルダーを充電してくれるのに対して、本体中央のボタンを3秒長押しで起動しないと、ロッドを充電してくれない。こういうの忘れそう……。

ボタン上部の3つのランプが充電量を示す。3つが緑に点灯すると、満充電であることを示す。ボタン左右のランプは、ロッドの充電状態をあらわす。青が点灯すると充電完了、赤が点滅していると充電中とのことだ。


・実際に吸った感想は

実際に吸ってみよう。中央の「V」のボタンが電源になっており、3秒長押しでオン。約20秒の加熱時間をおいて喫煙が可能になる。


バイブ機能がついていて、喫煙が可能になったタイミングを知ることができる。吸ってみると、最初のキックが強め。加熱温度がアイコスよりもやや高いようで、一口目からガツン! と来る。強めが好みの私にとっては好印象だ。


だが、吸っていると、ロッドは熱くなってくる。ジワリと手に熱が伝わってくると共に、ヒートスティックが燃え尽きているようで、煙の出が悪くなってしまう。初速は良いが後半に伸び悩むタイプのようである。


・総評

2本のロッドを交互に吸ってチェーンスモークできるのは良いが、吸い心地の好みが分かれるところ。あとは価格、アマゾンで購入したこの製品は9999円だった。アイコスは現在7980円で販売しており、それよりも少々割高である。これよりも安くて、連続喫煙できる互換機も多数出ているので、価格面ではイマイチと言ったところか……。

できれば、アイコスの純正品で2本充電できるタイプのものが出ると、一番良いのだが……。アイコス新製品が発売する日は来るのだろうか。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24