アップルのスマホ「iPhone5」の発売にともない、大手通信事業社のソフトバンクは旧型iPhoneの下取りサービスを開始した。ところが、これが古物営業法違反(無許可営業)に当たるおそれがあるとして、警視庁はサービスの中止を求めていることが判明。では、いったい下取りサービスはどうなってしまうのか? ソフトバンクショップに問い合わせてみた。

読売新聞が報じるところによると、警視庁がサービス中止を求めたのは、2012年9月24日に明らかになった。本来、古物営業法では中古品の下取りをする場合、営業所のある都道府県公安委員会から「古物商」の許可を得る必要がある。しかしソフトバンクはこの許可を得ていなかったという。このことについて、都内のソフトバンクショップに尋ねると、次のような回答が得られた。

・警視庁の下取りサービス中止に対する、ソフトバンクショップスタッフの回答(以下、要約)
「現在(9月25日午前10時半)のところ、情報が来ていないので、何ともお答えしがたいです。当初の手続きとしては、お客様の端末を本部に郵送し、端末の状態を見たうえで、毎月の料金の割引を適用させて頂くことになっています。ですので、もしも下取りをご希望であれば、端末(旧型iPhone)をお持ち頂かないことには、何とも言えないのですが……。」

報道内容について、スタッフに伝えると戸惑っている様子であった。なお、同社は下取り方法を見直すことで対応するとしているのだが、どうなってしまうのだろうか? 今後の動向に注目したい。

Illustration:Rocketnews24
参照元:読売新聞