コンビニでは会計の仕組みの改革が進んでいる。ローソンは都内の限られた店舗で、スマホによる決済を開始。将来的にICタグを使った会計の完全自動化を目指しているという。

そんななかでハンバーガーチェーンの「Wendy’s First Kitchen」は2018年10月から都内の2店舗でセルフレジを導入した。実際に使ってみると、オーダーから会計までこれ1台で済む。かなり便利だ!

・都内の2店舗に導入

セルフレジが導入されている店舗は、東京・青海のパレットタウン店と、2018年9月にオープンした原宿竹下通り店だ。10月11日にパレットタウン店で導入したところ、レジの効率化や客単価の向上が見られたため、原宿のお店でも18日より導入することになったという。


・レジでモタモタはよくある

ハンバーガー店といえば、混雑する店舗ではレジ待ちが当たり前。商品の提供に時間がかかるのは仕方がないとしても、会計でモタついているのを見ると、イライラするという人もいるかも。逆に自分がレジでモタついてしまい、プレッシャーに感じることもあるだろう。セルフレジはそんな状況を緩和してくれそうだ。


さて、実際にセルフレジを使ってみた。端末は日本語・英語・韓国語・中国語の4言語に対応しており、取扱は現金のみとなっている。


・分かりやすいメニュー表示

メニューはジャンル別に分かれており、ひと目でわかるようになっている。パッと見た瞬間、「牛丼食いに来たっけ?」と錯覚してしまうが、それはさておき……


非常にシンプルな画面構成で見やすいのがイイ! 少し味気ない気もするけど、余計なものが目に入ってこないから、何がどこにあるのかを瞬時に判断できる。


欲しいものを選んだら会計。今のところ現金のみの取り扱いだが、将来的にICカードやスマホ決済に対応してくれると、なおうれしい。


現金を投入して、会計終了。それと同時にオーダーも完了している。食券を持ってカウンターに行くという牛丼チェーンでお馴染みの手間が省かれている。


あとは、プリントアウトされた番号が呼ばれるのを待つだけ。早いし簡単!


・早く全国の店舗に!

商品はセルフレジで注文した通りに、問題なく出てきた。


これはぜひとも全国の店舗に導入して欲しい。同業界でいえば、マクドナルドやバーガーキングなどでは、繁華街にある店舗はオーダー待ちの行列が当たり前で、並ぶのが普通だ。だが、このセルフレジは、そんなバーガー業界の常識を覆す革命的なシステムといっていいだろう。セルフレジは「ファストフード」をさらに早くするかもしれないぞ!

・今回訪問した店舗の情報

店名 Wendy’s First Kitchen 原宿竹下通り店
住所 東京都渋谷区神宮前1-19-4 原宿玉川ビル1F
営業時間 8:00~22:00
定休日 なし

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24