水族館へ会いに行ける生き物たちの中でも、かなりの人気を誇るオオグソクムシ。見た目の可愛さや生態に関して謎の多いミステリアスさに、老若男女問わずメロメロになってしまう。

そんな魅惑のオオグソクムシは実は食べることもでき、過去にロケニューでもオオグソクムシの丸揚げお煎餅を紹介してきた。そして今度は、なんとオオグソクムシ入りのレトルトカレーを発見したよ! どんな味がするのか、さっそくご紹介したい。

・カレーとしての完成度が高い

オオグソクムシが入ったレトルトカレーは、サンシャイン水族館のオリジナル商品「辛海カレー(税込594円)」として売られていた。水族館内で可愛いオオグソクムシの姿を堪能した後、舌でもオオグソクムシを堪能することができるのだ。

パッケージには「オオグソクムシ入り」と書かれてあり、丸々としたオオグソクムシの写真が印刷されている。一瞬「具材として入っているのかな?」と勘違いしそうになるが、よくよくパッケージを確認してみると、どうやらオオグソクムシは粉末状で入っているらしい。

オオグソクムシを飼育し食べた知人によると、めちゃくちゃ生臭い海老のようだったそう。「辛海カレー」はパッケージによるとスパイシーなタイカレー風味とのことなので、臭いはある程度緩和されているだろうが……一体どんな味なのだろうか。レトルトパウチを沸騰したお湯で5分ほど温めると……

カレーが完成。見た目はめちゃくちゃ普通だ〜!

カレーの中に粉末状のものが確認できるものの、スパイスなのかオオグソクムシなのかは区別がつかない。そして、話に聞いていたような生臭さは一切なく、スパイシーで美味しそうな匂いが漂ってくる。

食欲を増すような匂いに誘われて食べてみると、これは……美味しい! スパイシーなだけでなく、ほんのりと甘みを感じる。おまけに、海老の風味のような香ばしいダシが効いており、濃厚なコクが生まれている。具材が入っていないのが惜しいが、レトルトカレーとしては文句のない美味しさだ。

あれ……? 海老、入ってたっけな。慌てて原材料を確認してみると、海老の名はない。それどころか、甲殻類の名を確認できないのだ──オオグソクムシを除いて。つまり、カレーに濃厚なコクを加えているダシは……オオグソクムシから出ていたということか……!?

とはいえ原材料に海老入りスープ・トムヤムクンを彷彿とさせる「トムヤムペースト」が含まれていたため、このペーストに海老が入っていた可能性は十分に考えられる。しかしせっかくなので、オオグソクムシがカレーを美味しくしてくれたと思っておこう。ありがとう、オオグソクムシ!

・水族館グルメ

水族館で可愛い生き物たちを眺めながら、美味しそうだな〜と思う方は意外と多いだろう。オオグソクムシが好きな方にはもちろん、水族館でお腹が空いてしまう方にもオススメだ。

1日中水族館で遊んだあとは、思い出とともにカレーを持ち帰って楽しむのも良いかもしれない。

参照元:サンシャイン水族館公式HP
Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.

▼可愛い生き物は美味しい。

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