juninho

皆さんは「フリーキックの名手」といえば、誰を思い浮かべるだろうか。中村俊輔選手、ピルロ選手、ベッカム……といった名前を挙げることが予想されるが、元ブラジル代表の “ジュニーニョ・ペルナンブカーノ” という人も多いに違いない。

ということで今回は、伝説となっているひとり “ジュニーニョ” をピックアップ。ただ、名前だけではイマイチわからない人もいるはずなので、動画「JUNINHO PERNAMBUCANO – 75 Free Kicks – 1994.2012 •」と合わせて振り返っていきたい。

・ジュニーニョとは

1975年1月30日生まれの40歳。ブラジルでキャリアをスタートさせると、2001年にフランスリーグのリヨンに移籍。クラブに史上初のリーグタイトルをもたらし、7連覇の偉業に貢献する活躍を見せた。

そんな彼の代名詞となっているのがフリーキック。引退して約1年の月日が流れたが、今でも史上最高のキッカーとの呼び声も高い。そしてその理由がわかるのが、今回ご紹介する動画である。

・怒濤の75連発

動画に75連発で収録されているジュニーニョのフリーキックだが、ただひたすらゴールシーンが流れる動画にもかかわらず、なぜか飽きない。というのも、バリエーションが実に豊富だからだ。

元祖「無回転シュート」をはじめ、強烈なカーブがかかったもの、落差の大きいシュートなど、彼はさまざまな球種を使い分け、蹴っていることがわかる。何気ない中で、コース、スピード、駆け引きと、いくらでも楽しめる要素があるから飽きないのである。

また、たとえゴールまで30メートル以上の距離があっても、射程圏内で決めてしまうところも見逃せない。それでいて精度も高いのだから、もはやゴールキーパー泣かせ。それくらい彼のフリーキックはスゴい。

・まさに伝説

動画を見終わる頃には、彼がいかに「伝説的フリーキッカー」であったかがわかることだろう。この先、彼を超えるキッカーは現れるのか。そう思ってしまうほど……何度見ても素晴らしいキックである。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼彼を超えるフリーキッカーは出てくるのか

▼ブレ&ブレ&ブレ球

▼2006年W杯でのミドルシュートを覚えている人も多いだろう