2018年11月2日、ネット上である1本のヤバい映像が公開された。タイトルは『米米米米(べいまいべいべー)』。タイトルから普通じゃなさそうだが、実際にこの映像タダものではなかった。

なんと、人気マンガが描かれた “米粒” が登場するだけでなく、テーマソングが人気ロックバンド「キュウソネコカミ 」の書き下ろしなのだ。しかし人気マンガが描かれた “米粒” って、本当にそんな事が可能なのか……?

・小学館の歴代人気ラブコメ5作品が登場

映像を公開したのは、株式会社クボタである。どうやら日本の農業を技術で応援するクボタが、お米への愛を伝えるために制作した作品らしい。なるほど、『米米米米』というタイトルは、クボタのお米への愛から来ているようだ。

さて、映像はどんな風に仕上がっているのだろうか? 再生すると……おっ、ずいぶん懐かしいマンガもあるぞ。小学館の歴代人気ラブコメ作品『「アフロ田中」シリーズ』『うる星やつら』『からかい上手の高木さん』 『ツルモク独身寮』『ハヤテのごとく!』の絵が登場だ。

ふむふむ、キュウソネコカミ が書き下ろしたテーマ曲もイントロから勢いがあってイイ感じだな……と思った次の瞬間、今度はマンガが描かれた米粒がキターーーーーッ!

『「アフロ田中」シリーズ』


『うる星やつら』


『からかい上手の高木さん』


『ツルモク独身寮』


『ハヤテのごとく!』


これはスゴい!平らに削られた米粒の表面には、5作品がそれぞれはっきりと刻み込まれているではないか!! ていうかコレ本当にメチャ小っさいあの米粒なんだよな、実は超デカい米粒だったとかじゃないよな……?

・米粒にマンガを描けるかを検証してみた

よ〜し、モノは試しだ。米粒の表面にマンガを描けるかどうかチャレンジしてみようじゃないか。


ということで、米と細いペンを用意して



『うる星やつら』のラムちゃんを書き写してみると……



んん〜



全然無理だっちゃwww(絵にもなってない)


・1粒あたり5〜6時間かけて描写

同社の情報によれば、絵を描くにあたって米粒が破損しないかなどのテスト検証を様々な品種で実施し、最適な米粒を選定。さらには米粒が乾燥して割れないように室内の湿度を60%以上に保ちながら、1粒あたり5〜6時間かけて描写したという。

また、映像内で流れるテーマソングではキュウソネコカミが「米米米米!」と力強く熱唱するなど、とにかく米への熱い思いを感じずにはいられない内容となっている。

・米にまつわるトリビアも

その他、米粒に描かれた5作品の名シーンが繋がって1本のストーリーになっていたり、「スギ花粉症治療のお米が開発中」「お米の種類は800以上」といった、米にまつわるトリビアが盛り込まれているところもポイントだ。

またツイッターでは、マンガが描かれた米粒をほぼ実寸で見ることのできる動画も公開されている。チェックしてみると、あまりの小ささに肉眼ではマンガが全く確認できなかった。このサイズなら絵を描くのに膨大な時間がかかるのも当然だろう。

とことん米にこだわりまくったこの映像。マンガファンはもちろん、キュウソネコカミのファン、そして米を愛する全ての人にとって必見の大作だ。ぜひ1度ご覧になってみてはいかがだろうか。

参考リンク:クボタ株式会社「クボタ LOVE 米プロジェクト」、YouTube [1] [2]
執筆:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.

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