春の総決算・宝塚記念も終わり、今週から中央競馬は夏のローカル開催に突入する。G1レースの開催はないものの、秋の飛躍を期す有力馬たちの出世争いから目が離せない。

開幕週を飾るレースは福島のラジオNIKKEI賞と中京のCBC賞。ただでさえ荒れるハンデ戦、しかも週末は雨模様。となれば狙うは………穴馬からの一獲千金だぁぁぁぁ!

・ゴータイミングは血統魅力

日曜福島のメインは3歳馬限定・芝1800mのラジオNIKKEI賞。過去のレースを振り返ると平均ペースで淡々と流れることが多く、脚質による有利不利は無い印象。今年は前に行きたい馬が多いメンバー構成だけに、やや先行勢には苦しい流れとなるか。

本命は⑬ゴータイミング。近10年で4勝しているディープインパクト産駒(2011年フレールジャック、2012年ファイナルフォーム、2015年アンビシャス、2016年ゼーヴィント。ただし2011年は中山で開催)。母は仏オークス馬のサラフィナで、全兄のジェニアルも仏で重賞勝ちを収めている。

今週末は雨による馬場の悪化も予想されるだけに、欧州的な血統背景は魅力。⑬ゴータイミング自身も重馬場の新馬戦を勝っている。前走500万下は上がり32.8秒の鬼脚で快勝するなどポテンシャルは高く、ここで能力全開とみて本命に指名した。過去2勝はいずれも外から差す競馬で、外枠も気にならなさそう。

馬券は馬連で勝負。⑬ゴータイミングを軸にして、相手は①④⑥⑪⑭。

・キャリアと斤量生かしてコパノディール

日曜中京のメインは芝1200mのCBC賞。先週の函館スプリントに続くサマースプリントシリーズの第2戦で、禁止薬物問題のあおりを受けて函館を除外となったタマモブリリアンもメンバーに顔を見せている。

今年は好位~中団に付けて競馬をするタイプの馬が多く、逃げ馬も最後方待機の馬も見当たらない。馬群が固まったまま4コーナーを回り、直線に向いてからの決め手比べになると予想する。しかしながら中京も予報は雨。ただ切れるだけの馬を選べばいいというわけではなく、予想は難解だ。

本命は⑥コパノディール。前々走、重馬場の直線レースで上がり最速をマークしている点を評価した。門別でデビューした馬で、中央転入後もダートでの勝鞍がありパワーの要る馬場への対応力は高いと思われる。ましてや斤量は最軽量の49kgと裸同然で、穴を狙うならコレだ。風水パワーも借りて波乱を期待したい。

馬券はワイドで勝負。⑥コパノディールを軸にして、相手は①⑦⑨⑩⑬。


梅雨の影響で空模様の怪しい今週末。あいにくの天気だが、天候を加味してレースを予想するのも競馬の楽しみのひとつ。ぜひ雨を味方に付けて、当たり馬券をゲットしていただきたい。

・【追記(結果)2019年7月2日09:45更新】

ラジオNIKKEI賞はブレイキングドーン → マイネルサーパス → ゴータイミング。CBC賞はレッドアンシェル → アレスバローズ → セイウンコウセイという結果でした。次回こそは当てます……!!

参照元:JRA公式サイト
予想・執筆:グレート室町
Photo:RocketNews24.

▼名手の手綱さばき、期待してます(ラジオNIKKEI賞・ゴータイミングに騎乗)