「一寸先は闇」とはよく言われるが、その意味を実感として理解しているのは大人になってウンコやオシッコを漏らしたことのある人ではないだろうか。なにせ、展開が読めなさすぎて漏らすのだから。例えば、楽しい旅行の途中で漏らすこともあれば、ポケモンGOでカビゴンをゲットした直後に漏らすこともある。そして……

会社でウンコをしようとしたらトイレのドアノブが落下し、それを拾ったりしてるうちに漏らすこともあるのだ。まさに一寸先は闇である。むしろ、これ以上「一寸先は闇」という言葉がしっくり来る状況もなかなか無いだろう。そこで、その体験者である私が「漏らすに至った経緯」を33連発のあるあるで紹介したい。もちろん、散々(33)な経験だから33連発だぞ。

【会社でウンコをしようとしたらトイレのドアノブが落下し、それを拾ったりしてるうちに「ちょっと漏らした人」だけがわかること33連発】

1. カランコロンと床に転がっていくドアノブを見て思考停止する
2. 「ドアノブよ、なぜお前はそこにいるんだ!?」という疑問で頭の中がいっぱいになる
3. 「なぜ桜木がそこにいるんだ!?」と叫んだ陵南の田岡監督がフラシュバックする
4. 脳みそは止まっているのに、敵(ウンコ)は肛門に向かって匍匐(ほふく)前進している
5. 迫りくるウンコを認識して、ようやく脳みそが動き始める
6. その数秒の遅れが、致命傷になりがち
7. 「早くウンコを何とかせねば」と思ってベルトのバックルに手をかけるも、「ドアノブを直さないと鍵を掛けられないのでは?」という疑問が浮かんでくる
8. その疑問で、ベルトを外す手が止まる
9. ウンコへの対処が先か、ドアノブが先か……
10. ここでウンコを優先した場合、「ウンコをしてる時に誰かがドアを開けるのでは!?」と考えてしまう
11. そう考えると、動けなくなる
12. 参謀本部(脳)から前線(肛門)へ緊急連絡「ドアノブを拾って直すだけの時間的余裕があるのか、すぐに報告せよ」
13. 前線からの連絡「時間はありません! 敵(ウンコ)の攻撃で、我が軍の砲塁(肛門)は陥落寸前であります!!」
14. 参謀本部から前線へ「その砲塁だけは絶対に死守せよ!!」
15. 前線からの連絡「我が軍に余力なし! 大至急、救援を要請いたします!!」
16. 参謀本部から前線へ「ドアノブを直した後に、いくらでも援軍を送ってやる!」
17. 前線からの連絡「それでは間に合いません! 砲塁(肛門)はウンコ軍の波状攻撃を受けております!」
18. 12〜17 のやり取りを経て、泣く泣くドアノブを拾う決意が固まる
19. ドアノブを拾うためにしゃがんだ時、前線から「我が軍の砲塁(肛門)に敵が侵入しました!」という悲鳴にような連絡が入る
20. 心を鬼にしてその連絡を無視する
21. 0.5秒でドアノブを拾い上げ、速攻でドアのところに差し込もうとする。だがしかし……
22. ドアノブが上手くはまらない!

23. 焦れば焦るほど、はまらない!!
24. はまらないドアノブと、迫り来るウンコ
25. その時……! ドアノブと鍵は別だと気づく
26. すなわち、ドアノブが落ちたままでも鍵は閉められた……

27. 衝撃の事実に気づいたとき、愕然とし過ぎて動けなくなる
28. 沈黙を破るように、前線から参謀本部へ最後の連絡が入る
29. 前線「我ら全員玉砕いたします!
30. その連絡で我に返り、速攻でベルトを外す。同時にパンツを下げながら便座にライドオン!
31. トイレに響き渡る音は、ウンコ軍による勝どきか? それとも肛門守備隊の祝砲か?
32. 恐る恐るパンツを確認すると……!
33. ウンコ軍の茶色い旗が、パンツの中で揺らめいていた

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼落ちるドアノブにはマジで注意だ