このような記事を公開しなければならなくなったことに、私は多少の心苦しさを感じている。当初は、「体重は順調に減っております」と書くつもりだった。もしくは、「ちょっとくらい寝る前に食べても、昼間に運動していたら問題なし」的な内容になる予定だった。ところが、実際は……。

何の話かというと、ダイエット。タイトルでお察しの通り、「減量がうまくいかなかった」というデブの嘆きなのだが、失敗例は失敗例でどこかのダイエッターの役に立つかもしれない……という気持ちから、以下で紹介したい。

・ダイエット期間中の体重推移

手っ取り早く体重の推移を見ていくと、こんな感じだ。なお、()内の数字は体脂肪率である。

6月26日 → 85.3kg(28.3)
7月26日 → 79.9kg(26.0)
8月26日 → 78.0kg (24.8)
9月28日 → 77.4kg(24.1)
10月16日 → 83.0kg(27.1)

ご覧の通り、9月から10月にかけての間で、体重・体脂肪率ともに急増。リバウンドにより、ほぼダイエット開始時まで戻ってしまったと言っても過言ではない。


・リバウンドの原因

この原因ははっきりしている。私が海外(イタリア)に行って浮かれまくってしまったからだ。それに尽きる。もう少し具体的に言うと、ダイエットよりも「現地の食を楽しむこと」を優先してしまったのである。

しかも、イタリアでは晩ごはんの時間が遅い。だから、私は毎日20〜21時くらいにレストランに入り、パスタやピザ、さらにティラミスやらアイスクリームなどのデザートを腹いっぱい食べてホテルに帰ってそのまま寝る……という生活を2週間ほどしていたのだ。

「寝る前にそんだけ食ってたら、そりゃ太るわ」と思う人も多いだろうが、私としては「昼に街中を歩きまくっているから、消費カロリーは多いはず。だったら、夜に多く食っても大丈夫なんじゃないのか!?」と考えていた。

今から思えば、その発想自体が浮かれすぎの産物以外の何物でもないが、勝算が無くは無かったのである。


・3つのルール

ちなみに、私は以前からダイエット中に以下の3つのルールを設けていたものの、旅行中は何1つとして守れなかった。


ルールその1:毎朝必ず体重計に乗る
ルールその2:エレベーターではなく階段を使う(どんなに階段がキツくとも頑張る)
ルールその3:出来る範囲で糖質を控える


旅先に体重計を持っていくわけにはいかないし、スーツーケースを抱えたまま階段なんて登るなんてアホらしいし、パスタとピザの国で糖質を控えるなんて意味不明だし……と考え、ことごとく無視。

その結果が、わずか2週間での体重約6kg増。大げさに言うならば、今までの努力をぶち壊すことに繋がっていくのだが、これで私の減量計画が終了したわけではない。失敗しても何度でもトライできるのだから、心のネジをまき直し次第、私はダイエットを再開する予定だ。

今はまだ日本に帰ってきて日が浅いため、ことの重大さを認識していないというか、「体重なんてどうでもいい」的な気持ちもあるのだが、そのうち火がつくかと思う。


・旅行中のダイエット、どうする?

それにしても、みなさんは旅行中のダイエットをどうしているのだろうか? こんなことを言うと言い訳のように思われるだろうが、好きなものを思う存分食べることを控えるんだったら、私は最初から旅行になんて行かない。もちろん食ったら食っただけ太るだろうが……それが一体何だというのだろう。

っていうか、海外旅行で過ごす1日も、日本で過ごす1日も、自分の人生のうちの1日という点では同じ。だから、日頃から1食1食の満足感をもっと大事にしていいような気がする。こんなに食べ物が美味しい国に住んでいるのだから。

──という考えが私の頭の中で弱まったら、減量作戦第二弾が始まるはずだ。報告は以上である。

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼体重のビフォー・アフターはこんな感じ

▼体型のビフォー・アフター。上が2019年8月26日に撮影したもので、下が2019年10月17日撮影

▼ビフォー・アフター動画

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