ビックカメラの福箱を買うのはこれが3度目。2年前はスマホで、去年は水中カメラの福箱を買った筆者。どちらも確かに市場価格よりは大幅に安かったが、ぶっちゃけ少し微妙に感じていた。

いずれも性能的に、安くても要らないと思ってしまうような、そういう微妙なチョイスだったのだ。しかし、今年ゲットした「フルワイヤレスイヤホン+Bluetoothスピーカーセット」はマジでスゴい! 金額的にもセレクト的にも最高だったぞ!

・超高コスパなあのワイヤレスイヤホン

もったいぶらず、一気に公開しよう。中身はこれだッ!


ワイヤレスイヤホン:AVIOT『TE-D01d mk2』 オリーブドラブ

Bluetoothスピーカー:JBL 『GO2』 ブラック

これで税込8980円。この値段でこの中身は嬉しい! それぞれのアイテムについて簡単に解説&レビューしよう。


・定番モデル

まずはBluetoothスピーカー JBL 『GO2』の方から。これについて述べるべきことはあまり無い気がする。防水の小型Bluetooth スピーカーの定番的なモデルだ。2020年12月30日現在、価格.comでの最安値は3300円。筆者は2年ほど前にプライベートで3500円くらいで買った。


リーズナブルで性能も安定しているし、用途を考えれば(風呂場やプール、海辺等の防水性能が活かせる場でBGMを流したい的な)十分な音質と防水性能を有している。購入者が期待する性能を、お得に感じる価格帯で十全に発揮するという素晴らしいものだ。


初期不良等以外で、もしこれに対して期待外れという感想を抱いた者がいたならば、それはその者の期待がズレていたんだろう。棘がある言い方かもしれないが、JBLのGO2に関してはそう言ってしまっていいと思う。


いちおう簡単にレビューも。同封されているのは本体と充電用ケーブル、そして説明書等の書類関連のみ。それなりの音量まで上げることができるので、風呂場で使ってもシャワーの音に負けたりしないぞ!


・人気の高コスパモデル

それでは本命のAVIOT『TE-D01d mk2』について。発売から1年が経過しているが、それでも現在手に入る1万円前後のワイヤレスイヤホンの中では、最も評判のいいモデルのうちの一つではなかろうか。


色はオリーブドラブで、これはビックカメラグループ限定で販売されたカラーだ。通常のカラーは赤、青、黒の3色となっている。通常カラー版の最安値は、価格.comにて税込み1万2650円(2020年12月30日現在)。

JBL 『GO2』と合わせたら、市場価格の合計は税込みで約1万6000円。約9000円という福箱の値段に対し、およそ7000円もお得なわけだから、嬉しくない人はブルジョアに違いない。


いちおうそれなりにレビューもしておこう。まず、大量のイヤーピースが最初から封入されているのがとても嬉しい。落下防止のストラップもついているため、運動する場合にもある程度安心だ。IPX5相当の防水性能を有しているので、雨程度なら余裕だろう。


イヤホンケースを兼ねた充電器への充電はUCB Type-Cケーブルで可能。公式HPによると、条件次第でイヤホン単体では11時間、ケースとの併用なら120時間持つそうだ。

音の傾向や質についても触れよう。筆者は音ゲーやFPSをプレイするため、情報を追いはしてもワイヤレスイヤホンを買うことは無かったタイプ。ゆえに比較対象は、筆者が所有する有線イヤホンになってしまうことをご了承いただきたい。プレーヤーは『Xperia 5Ⅱ』。Bluetoothのコーデックは、Qualcomm aptX TWS+ audio。

聞き比べるのは、最近のXperiaなら買った時から入っているであろうBlue Monday FMの「Bee Moved」。『TE-D01d mk2』の音の傾向は、低音も高音も特に強調したりはしないフラット寄り。完全なフラットよりは、ほんの少し低音が強い気がする。


音の解像度については、SHURE『SE215』やNuForce『HEM4』、JPRiDE『1980 Blue MOON』といったイヤホンと同じくらいのクオリティだと思う。なんとなく「そういう感じか」的なのが伝わるだろうか。高コスパというもっぱらの噂は本当だった。

ワイヤレスなので当たり前だが、遅延はある。試しに音ゲーをいくつかプレイしてみたところ、高BPMな曲でなければズレにそこまで不快感もプレイへの支障もなかった。ワイヤレスにしては優秀だと思う。動画視聴等の目的なら遅延は気にならないのではないか。

音ゲーマーにとっても、スコアより快適さを求めたい気分な時には普通にアリな気がする。ただ、スマホによってはより遅延の大きいコーデックにしか対応していない場合がある点にご留意を。


唯一欠点をあげるとすれば、外音取り込み機能のアンビエントマイクだ。はっきり言って微妙だし、ノイズが出る。あって無いようなものだと思う。まあ価格帯を考えたらそういう機能は無くても普通だと思うが、どうだろう。

ということで、ビックカメラの2021年福箱「フルワイヤレスイヤホン+Bluetoothスピーカーセット」は本当に最高だ。繰り返すが約7000円もお得。内容物のセレクトも最高で、ハッピーでしかない。抽選に当たった皆さんおめでとうございます。

参照元:AVIOT、価格.com[1][2]
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.
こちらもどうぞ! → 「2021年福袋特集」

▼音ゲーマーの方々へ。スクスタは割と普通にプレイできた。ガルパは楽曲レベル26や27になると違和感があって厳しかった。

▼これまでに公開された2021福袋記事へのリンク集はこちら