硬貨を入れると、私たちのリクエスト通りの曲を流してくれる「ジュークボックス」。しかしこれができるのは、なにも機械だけではない。人間にだってできるのである! それを証明した動画が、現在ネット上で話題になっている。

「The Human Jukebox | cdza Opus No. 9」という動画には、音楽家集団cdzaのメンバーがニューヨークで、ジュークボックスならぬ ”人間ジュークボックス” をやってみせている姿が映し出される。

しかしそもそも人間ジュークボックスとは、一体どんなものなのだろうか? 仕組みはいたってシンプル。お客さんは、「LADY GAGA」「MICHAEL JACKSON」「BACH(バッハ)」「FAST FORWARD(スピードアップ)」「SLOW DOWN(スピードダウン)」「?」などの様々な札のなかから、自分のリクエストしたいものを選び、そこにお金を入れる。

すると、パフォーマーたちがそのリクエストに応じて、演奏してくれるというわけだ。動画のなかでパフォーマーたちが、実際にリクエストに応じて演奏をしている様子を見たのだが、これはスゴイ! そしてなにより楽しい!!

何が素晴らしいかは、動画を見て、ぜひみなさんの目で確かめて頂きたいが、「これはぜひ一度遭遇してみたい!」と思うほど、なんとも素敵な人間ジュークボックスとなっている。

ちなみに、今回のパフォーマンスでお客さんからもらった総額76.38ドルのお金は、若者たちの文化活動を支援する非営利団体「Wingspan Arts」に寄付したとのこと。最後の最後まで、なんとも気持ちのよいストリートパフォーマンスである。

(文=田代大一朗

参照元:YouTube/collectivecadenza

▼こちらがその動画