世界各国で評価の高い日本のアニメ。同様に人気なのがアニメソング、略して “アニソン” だ。そんなアニソン界のトップシンガーといえば水樹奈々さんだが、いつにも増して現在の女王っぷりがスゴいことになっている。

一体、何がどれほどスゴいのか。音楽配信サイト「mora」が報じている内容を見たら一目瞭然である。

・アニソンの女王と呼ぶにふさわしい人物

声優、歌手、ナレーター、ラジオパーソナリティー、さらには雑誌の連載から観光大使まで、さまざまな分野で活躍中の水樹奈々さん。その中でも、特に目立っているのが “歌手” としての活動だ。

なにせ、2009年に声優史上初となるNHK紅白歌合戦への出場を果たしたほか、2011年には声優史上初の東京ドームコンサートを開催。その圧倒的な歌唱力で数々の「声優史上初」を切り開いてきた。誰もが認める存在は、まさに “アニソンの女王” と呼ぶにふさわしい。

・女王っぷりがスゴい

そして水樹奈々さんの女王っぷりが改めてスゴいのは、8月3日に放送された音楽番組「アニ☆ステ」で新たな快挙を達成したことにある。オリジナルアニソンランキングTOP10のうち……な、なんと!

水樹奈々さんはアニステ史上初のTOP5に4タイトルランクインを達成しているのである! しかも、人気歌手の鈴木このみさんや米津玄師さんを抑えているからまたスゴい。ちなみにランキングの結果は次の通りだ。

・「アニ☆ステ」アニソンランキングTOP10(集計期間:7月19日~25日)

1位水樹奈々「TESTAMENT」
2位水樹奈々「Destiny’s Prelude」
3位:EGOIST「英雄 運命の詩」
4位水樹奈々「Invisible Heat」
5位水樹奈々「ACROSS」
6位:風鳴 翼(CV:水樹奈々)「月下美刃」
7位:angela「全力☆Summer!」
8位:鈴木このみ「THERE IS A REASON」
9位:米津玄師「ピースサイン」
10位:しゅわりん☆どり~みん「Pastel*Palettes」

TOP5に4曲、TOP10で見ても半分の5曲と上位を席巻。この無双すぎるランキング結果について、アニメならびにアニソンに詳しい人物、マイク兄尊(仮名)氏に話を聞いてみたところ、以下のような激アツコメントをもらうことができた。

マイク「水樹奈々の何が良いって、歌のウマさや声質など色々ありますが、ちゃんとアニソンっぽさを感じるところです。RADWIMPSとかBUMP OF CHICKENとかUNIZON SQUARE GARDENとかがアニソンやってても、それは所詮バンドの曲。アニソンではありません。

それに対して、水樹さんの曲は歌唱も、そして提供されている曲も全てがアニソンを作るべくして作られてます。音楽のために音楽を作ってる人と、アニメのために音楽を作ってる人、アニソンらしいアニソンはどっちかなんて分かり切ってますし、アニメファンの心に響くのがどちらかなんて考えるまでもないことです。

実際、私も『TASTAMENT』は、今期で1、2を争うほど好きです。主題歌となっている『戦姫絶唱シンフォギア』が歌を前面に押し出した作品なのも強いです。水樹さんの最初の雄たけびで『シンフォギアが始まった』感があるのも良いですね。予想通りの1位と言えるでしょう。

また、他の3つに関しても、それぞれ『リリカルなのは』『テイルズシリーズ』と別ジャンルで長く続いている固いファンを持つところ。そういった意味では、今回の4タイトル同時ランクインは、水樹さんがコツコツ積み上げてきた結果が順当に出たものと言えるでしょう。それと同時に、リリースされたタイトルを見ると当たり前の結果……約束された場所だったのかもしれません」

──と、アニメファンも納得のようす。アニソン界の女王として君臨し続けている水樹奈々さん。これからも快進撃はまだまだ続くに違いない。

参照元:Twitter @mora_info、mora「2017年8月3日放送分 アニソンランキングTOP10」
執筆:K.ナガハシ

▼水樹奈々さんがアニステ史上初のTOP5に4タイトルランクイン!


▼1位の「TESTAMENT」

▼こちらは2位の「Destiny’s Prelude」