ningozira
昨年2016年に公開され大ヒットを記録した怪獣映画『シン・ゴジラ』。庵野秀明監督という新世代の才覚で、モノクロの時代から続く『ゴジラ』が現代によみがえったことは記憶に新しい。

そんな『シン・ゴジラ』を彷彿とさせる『ニン・ゴジラ(ニンゴジラ)』が、現在ネットで話題となっている。この言葉を初めて見た時、私(中澤)は思った。「任天堂が広告かなんかで『シン・ゴジラ』をパロったのかな?」と。しかし、調べてみたところ、真相が完全に予想の斜め上だった。

・任天堂のオンラインショップがオープン

本日1月23日にオープンした任天堂公式オンラインショップ「マイニンテンドーストア」では、新型ゲーム機「Nintendo Switch」(3月3日発売)などを取り扱う。それに伴い、『シン・ゴジラ』をパロったゲームか何かがHPで公開された……と思っていたのだが全然違った。では『ニンゴジラ』とは一体何なのか?

・アクセス集中

まず、「マイニンテンドーストア」が本日オープンしたことは間違いない。しかし、待ちわびた人が多かったためか、オープンして間もなく、HPがアクセス集中で繋がらない状態に。午後になっても、依然としてHPは見れない状態が続いている。

だが、アクセス集中画面をよく見ると、ハンコで押したような絵が表示されている。ただのアクセス集中を知らせる表示……と思いきや、これがネット民が言うところの『ニンゴジラ』の正体だったのだ。

・一人歩きするニンゴジラ

表示されているのは、丸っこい均一な線で描かれたゴジラっぽい怪獣が京都の街を襲っている小さい絵。アホっぽいゴジラがそこはかとなくかわいい。このかわいさがネット民の心に突き刺さり、瞬く間に拡散。『ニンゴジラ』という名前を与えられ、動かしたり火を吐かせたりする人も出てくるほど話題となっているのだから、何がウケるかわからない世の中だ。

・かわいいは正義

本来であれば、オープン即サーバー落ちというのは怒りの声が挙がっても仕方がないが、ネット民たちは『ニンゴジラ』に夢中。オンラインショップの担当者たちは胸をなでおろしているかも。今回の件は、図らずもアクセス集中の全く新しい解決方法を1つ提示したと言えるかもしれない。全くもって「かわいいは正義」である。

参照元:マイニンテンドーストア
執筆:中澤星児
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▼『ニン・ゴジラ』火を吹く


▼動く『ニン・ゴジラ』


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