「彼女というのは遥か彼方の女と書く。女性は向こう岸の存在だよ、我々にとってはね」これは新世紀エヴァンゲリオンの加地さんのセリフ。モテ男が解く恋愛の不可解さは、当時中学生だった私(中澤)の心に刺さった。

36歳になった今も恋愛がどうやって始まるのかは分からない。一種の奇跡だと思う。そんな恋愛観を独身男女2400人に聞いたアンケートが興味深いのでご紹介したい。

・62.4%が「恋愛は得意ではない」と回答

婚活支援サービスの「パートナーエージェント」が行ったこのアンケート。20歳から39歳の独身男女2400人に対して「自分は恋愛が得意と思うかどうか」や「交際人数・期間」などを聞いたものだ。

アンケートでは、未婚男女の62.4%が恋愛について「得意でない」と回答。まあ、普通に考えると、自信のある人以外はこう答えるだろう。もし、私が同じことを聞かれても「得意でない」と答える気がする。

・個別の11人

そんな中、「得意」と答えた人の交際人数が興味深い。6人以上の枠が31.6%と最多なのはさすがであるとして、個人的に気になったのは……


「交際経験なし」が3.6%


恋愛が得意な人の3.6%が交際経験なし。ちなみに、「得意」と答えたのは全体の12.9%で、その中の3.6%なので約11人。この11人に一体何が起こっているというのか

1つの可能性として考えられるのは、モテすぎて特定の恋人を作ったことがないというパターン。ひょっとしたらこの11人は、「6人以上」枠より経験が豊富なのかもしれない。羨ましい限りである。

結婚しにくい時代と言われる現代社会は恋愛においても格差社会だ。情報があふれ、出会うことさえ難しくなっている一方、ごくわずかなピラミッドの頂点には人が群がっていることがアンケートからは読み取れる。それは、私のようなモブにとっては悲報でしかない

そんな中、自分に合った相手に出会えるなんてもはや奇跡だと私は思う。もし、今、恋人がいるなら大事にしてあげてください。

参照元:パートナーエージェント
執筆:中澤星児