洗濯物乾かねェェェエエエ! ジメジメした日が続いているが、皆さん体調を崩したりしていないだろうか? 気象庁によると、昨年の関東甲信の梅雨明けは6月29日ごろ。もうちょっとの辛抱だ。そして、梅雨が明ける頃には、ついに夏アニメがスタートする

『からかい上手の高木さん2』や『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ』『とある科学の一方通行』などヒット作の2期やスピンオフも登場する2019年夏クール。ある程度の注目は固い、そういったアニメは抜きにして、新作の中で注目の5作品を選んでみたぞ

・前クールは

春クールを振り返ると、やはり『進撃の巨人』や『ワンパンマン』など、ヒット作続編の人気が高かった。そんな中、『盾の勇者の成り上がり』も健闘し、良作の多いクールだったと言えるだろう。さて、次の夏クールでは『盾の勇者』のような作品は現れるのか? 注目新作5作は以下の通り。


・その1『荒ぶる季節の乙女どもよ。』7月5日よりオンエア

原作・脚本をヒットメイカーの岡田麿里さんが手がける本作。PVはキャッチーな明るいノリが感じられるが、高校の文芸部ものなので、『あの花』や『とらドラ!』のような突き刺さる青春群像劇が見られるかもしれない。

ただ、監督が2人制なのは懸念点。船頭多くして船丘に登る可能性も高いので、良くも悪くも1話2話が注目の作品だ


・その2『ありふれた職業で世界最強』7月8日からオンエア

最近流行りの異世界ものは、超簡単に言うと「我々の世界に住む主人公が、異世界に召喚されることにより、異世界人の知らないことを知っていて有利に生きられる」という設定だ。1人だけ召喚されるからアドバンテージがあるわけだが……本作で召喚されるのは1クラス丸ごとである

小説投稿サイト「小説家になろう」からアニメ化した本作。原作はR15なのだが、監督が「よしもときんじ」さんなのが個人的には注目ポイント。『機巧少女は傷つかない』や『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』のような謎の光が出てきたらBDは “買い” 一択だ


・その3『ヴィンランド・サガ』7月7日からオンエア

11世紀初頭、北ヨーロッパのヴァイキングたちの生き様を描いた本作は、言うならば大人向け『ワンピース』。原作は、個人的には『キングダム』に勝るとも劣らない一大歴史サーガだと思う。

そんな本作の製作を手掛けるのは「WIT STUDIO」。そう、『進撃の巨人』はじめ、ファンタジー大作のウマイ新進気鋭のスタジオだ。組み合わせは夏クール最強と言っても過言ではない本作。さすがNHK。そんな前評判に答えられるかが勝負どころと言えるだろう。


・その4『グランベルム』7月5日からオンエア

注目されていない作品が話題になると「ダークホース」と呼ばれるが、『グランベルム』は夏クールのダークホースになる可能性を秘めている

監督は『Re:ゼロから始める異世界生活』の渡邉雅治さん。さらに、キャラクター原案には、ライトノベル版『Reゼロ』のイラストを担当している大塚真一郎さんの名前も。そう、Reゼロコンビによる新作なのである。オリジナルアニメのためフタを開けてみないと分からない部分は多いが要・注・目。


・その5『ナカノヒトゲノム【実況中】』7月7日からオンエア

クリアすると失踪するという都市伝説があるフリーゲーム『ナカノヒトゲノム』。そのゲームをクリアした瞬間、主人公の身に起こったのは……?

ピクシブで連載されている本作は、ゲーム実況者を主人公にしたミステリー。とは言え、主人公たちはどこかコミカルでのんきなので、ちょっと変わった学園モノに見えなくもない。

ギャグとシリアスに独自のバランス感覚のある大沼心監督は、本作にベストマッチな気がする。というわけで、期待の一票を入れたい。


──以上である! あなたが目をつけていたアニメはあっただろうか? 1作品でもノーマークなアニメがあったら、とりあえず2話までチェックしてみることをオススメしたい。それでは良き夏クールを。

参照元:『荒ぶる季節の乙女どもよ。』公式サイト『ありふれた職業で世界最強』公式サイト『ヴィンランド・サガ』公式サイト『グランベルム』公式サイト『ナカノヒトゲノム【実況中】』公式サイト
執筆:中澤星児

▼『荒ぶる季節の乙女どもよ。』第2弾PV

▼『ありふれた職業で世界最強』番宣CM

▼『ヴィンランド・サガ』第2弾アニメPV

▼『グランベルム』第2弾PV

▼『ナカノヒトゲノム【実況中】』第3弾PV