な、なんだこのゴールキーパーは! 2019年1月5日から開催されているアジアカップにおいて、イラン代表のゴールキーパーが世界から熱視線を浴びている。それもそのはず、彼はスローイングで70メートル先の味方にまでボールを届けたのである。いくら何でも強肩すぎる!

・強肩すぎるイラン代表の守護神

話題になっている選手の名前はアリレザ・ビランヴァンドだ。イラン代表の守護神を務め、グループステージから安定した守備を見せていて3試合連続無失点。さらには準々決勝のオマーン戦でもPKを防いて無失点を継続中と、チームの快進撃に貢献している。

で、彼の強肩がチャンスを演出したのはグループステージのイラク戦の前半ロスタイムでのこと。残り時間が少ないながらチャンスと見るや、前線の選手めがけて肩でボールを供給した。ピンチから一気にチャンスへ。サッカーの試合で肩が注目されるのは珍しい。

ゴールに繋がらなかったものの、局面が一瞬で変わったことで相手選手はさぞヒヤリとしたことだろう。その様子はぜひ動画で確認してほしいが、低弾道パントキック並のスピードでボールが飛んでいくから常人離れした肩というのがよく分かる。

・日本代表の前に立ちはだかるかも

余談だが、実を言うと以前にも彼の強肩は話題になっている。あれから約4年、今もサッカー選手らしからぬ長所をストロングポイントとして使っているようだ。ただ、今はスゴいと手放しで絶賛する訳にはいかない。というのも……

準決勝で日本代表がベトナム代表に勝ち、イラン代表も中国代表に勝つと準決勝で激突することになるのだ。日本と同じくイランは優勝候補の大本命。ここまで圧倒的な強さで勝ち上がっているだけに、もし対戦することになれば前線から守護神まで油断できない戦いとなりそうだ。

参照元:Twitter @TurkSporTV、Instagaram @alirezabeyranvand.official
執筆:原田たかし

▼強肩すぎ!


▼オマーン戦ではPKを与えるも味方のサイン通りに飛んで失点せず!