レイザーラモンRGさんと椿鬼奴さんのモノマネで知る人も多い、バンド「バービーボーイズ」。おそらく若い世代の人たちは、その名前しか知らないかもしれない。私(佐藤)は彼らを凌ぐ男女ツインボーカルは、彼ら以降、存在しないと思っている。最後に作品を出したのは、今から29年前の1990年のことだ。当時、私はまだ高校1年生だった。

数年置きに昔を思い出してアルバムを聞き返していたのだが、なんと彼らがこの12月にアルバムを出すことが判明した! 約30年の時を超えて新しい楽曲を聞ける日がくるなんて。高1の私に教えてあげたい! 「お前はオッサンになった時に、マジかよ! って言うぞ~!!」、マジかよッ!!

・11月8日に先行シングル

彼らの新譜は、2019年12月8日に発売される。全6曲のアルバム『PlanBee』。CD発売に合わせて、アナログ盤の発売も決定している。アルバムに先駆けて、先行配信シングル『無敵のヴァレリー』が、iTiunes・Google Play・Amazonなどで11月8日から配信開始となっている。

メンバーでギタリストのいまみちともたかさんのソロライブに足を運んだ私が、聞いていない訳がない。一言でいって最高だ!


・ブランクを感じさせない

この曲は、いまみちさんのライブですでに1度聞いていた。その時はゲストとして「アーバンギャルド」松永天馬さん。そしてシンガーソングライターの逢瀬アキラさんがボーカルを務めている。実力派の2人によるパフォーマンスはもちろん、素晴らしかった。だが、バービーボーイズにはバービーボーイズにしか出せないモノが確かにある。リリース日に新曲を聞いて、そう思い知らされた。


バービーボーイズの楽曲は、そのほとんどが男女の「痴話(ちわ)話」である。恋愛にまつわる心模様を、コミカルにシニカルに言い争うような形で、歌い上げるスタイルだ。30年を隔てて、その掛け合いは衰えたかと思ったら、まったくそんなことはない。

新譜発売までの間に、何度か単発で復活はしていたものの、コンスタントに活動が続いてきた訳ではない。それにも関わらず、ブランクを感じさせない全盛期を彷彿させる “阿吽の呼吸” 。バンドの「ケミストリー」が蘇ったような新鮮な輝きがほとばしっている。


・追加公演決定

ちなみに、2020年1月13日の国立代々木競技場第一体育館での公演は、すでにソールドアウト。急遽同月19日にLINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂)での追加公演が決定した。12月8日からチケット一般発売なので、代々木体育館を取り逃した人は、絶対チケットゲットしよう。とにかく2020年はバービーボーイズ再始動元年になりそうだ!

参照元:iTunes バービーボーイズ「無敵のヴァレリー」21世紀バービーボーイズ
執筆:佐藤英典
Screenshot:iTunes