牡蠣が好きだ。メチャメチャ好きだ。牡蠣を口にすると体中の細胞が喜んでいるのがわかる……それくらい牡蠣が好きだ。おそらく私(P.K.サンジュン)の前世は牡蠣しか食べないラッコだったのだろう。とにもかくにも牡蠣が大好きだ。

それはどうでもいいとして、今回はかねてより試してみたかった検証企画を実施した。それは「好きなものなら無限に食べ続けられるのか?」というもの。もちろん無限は無理だとわかっているが、一番好きな食べ物ならば軽くリミッターをぶっ壊し、“ピリオドの向こう” へ辿りつけるのではないか? 牡蠣ならば……イケそうな気がする。

・牡蠣ならイケそう

好きなものならいくらでも食べていたい──。誰もが一度くらいそう思ったことがあるハズだ。別腹(べつばら)なんて言葉もあるように、人間には胃袋とは違う領域の “気持ちだけで何とかなるゾーン” があるのではないか? 限界突破と言い換えてもいいだろう。

これまで数々の大食い企画にチャレンジしてきたが、ぶっちゃけ私は普通より若干食べられる程度の胃袋しか持ち合わせていない。しかも、現在は別ラインでダイエット企画を進行中……それでも牡蠣ならば、自分でも引くくらい食べられる気がする。というか、絶対に食べられる。

というわけで、今回は国内最大級のオイスターバー「ゼネラルオイスター」の協力を得て、牡蠣を限界まで食べ続けてきた。同店がランダムに開催している牡蠣の食べ放題と同じメニューを特別に用意してもらったぞ。

・ゼネラルオイスターの牡蠣食べ放題

ちなみに「牡蠣をそんなに食べても大丈夫?」という声もゼネラルオイスターなら心配ご無用。特許を取得した浄化方法で処理された牡蠣は、安全性も限りなく高い上、味ももちろん最高。まさに「無限に食べられるのか?」を実証するにはうってつけの牡蠣なのだ。

店員さんによれば、牡蠣食べ放題は大人気イベントで、牡蠣好きたちがこぞって来店するという。そして平均で30個多い人だと50個もの牡蠣を平らげて行くそうだ。再三お伝えしている通り牡蠣は大好きだが、これまで50個もの牡蠣を一気食いした経験はない。やれんのか、俺……!

そしていよいよ検証開始!! オイスターテーブルの牡蠣食べ放題は「生ガキ」「焼きガキ」「香草焼き」「カキフライ」を合計10個食べからのスタートとなる。そのどれもが……


ウンマァァァァァァアアアアアアアアアア!!!!!!!!



生ガキはもちろんのこと、焼きガキの火の入れ方も、カキフライの上げ方も最高でしかない。さすが牡蠣を扱うプロフェッショナル! マジでこれなら無限に食べ続けられる気がしてきました!!

・ウマすぎ天国

最初の10個は2分ほどで瞬殺。その後も生ガキをベースに、焼きガキと香草焼きをガンガンいただいた。そもそも生ガキなんて基本的にはドリンクみたいなものだから、チュルチュルと胃に吸い込まれていく。旨味が凝縮した焼きガキも超美味で、開始30分後には最低ラインの50個をクリアしていた。

その後も快調に牡蠣を食べ続けて……と言いたいところだが、結局は70個ちょうどで手が止まってしまった。お腹がいっぱいだったこともあるが、それ以上に胸がいっぱいだったのだ。無理をすればあと10個くらいはイケたハズだが、美味しいところでストップするのが食べ放題の流儀である。

また、過去に行ってきた様々な大食い企画と比べて「食後の爽やかさ」が全く違ったことは記述しておきたい。例えばケンタッキー食べ放題の直後は6時間ほど無口になってしまったが、今回はお腹がいっぱいになっただけで気分は少しも悪くならなかった。というか、幸福感しかなかった。

・幸福しかなかった

70個という結果も、通常多い人で50個ならば「軽くピリオドの向こうは見えた」のではなかろうか? 総括するならば「好きな食べ物は無限ではないが、リミッターが外れるくらいは食べられる」ということになる。

なお、ゼネラルオイスターでは今回私が体験した牡蠣食べ放題を、2017年12月1日~14日まで全国22店舗で開催予定だ。税別4580円で90分間も牡蠣が食べ放題だから、牡蠣大好きっ子たちはぜひチェックして欲しい。開催店舗や詳細についてはホームページを覗いてみよう。

とにもかくにも、牡蠣は最高! 何なら毎日牡蠣を食べて生きていきたい!! 本日11月23日は「牡蠣の日」だそうだから、今晩は牡蠣に舌鼓を打つのもオススメだ。

取材協力:ゼネラルオイスター
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.