2018年2月、突然この世を去ってしまった俳優の大杉漣さん。その温かい人柄は多くの人に愛されていただけに、日本中が漣さんを偲んだ。きっと漣さんほど存在感のある名バイプレイヤーは、そう簡単には現れないだろう。

さて、あれから約4カ月が経過した6月14日、漣さんの長男で写真家の大杉隼平(おおすぎ しゅんぺい)さんが “とある文章” を公開した。漣さんが色紙に直筆で書いたというその文章は……詳細は以下でご覧いただきたい。

・長男の隼平さんが公開

大杉隼平さんが自身のTwitterに投稿した1枚の画像。隼平さんいわく「出てきた」ものらしく、そこには漣さんのサッカー愛が綴られている。


「ぼくはサッカーが好きだ。今も時間があればピッチに立っている。もちろん技術も体力も衰えている。しかし、サッカーへの愛は深まるばかりだ。好きなものに理屈なし!

ぼくにたくさんの思い出と友人を与えてくれたサッカー。共に歩んだ四十七年間に一言。『ありがとう サッカー』 大杉漣」


高校時代はサッカー部に在籍し、出身地徳島県をホームタウンとするJリーグ「徳島ヴォルティス」の熱狂的なファンとしても知られた漣さん。なんとも心温まる漣さんらしい言葉ではなかろうか?

・ネットの声

「漣さんらしい文章ですね」
「好きなものに理屈なし。本当にその通りだと思います」
「漣さんの声が聞こえてくるようです」
「漣さんはきっとロシアまで行っていますね」
「また漣さんに会いたくなっちゃいました」
「人柄がにじみ出てて泣けてきます」
「サッカーと漣さんはきっと相思相愛だったのでしょう」

時に好きなものを好きと言いづらいこともあるこの世の中で、ただ純粋にサッカーを愛した漣さん。きっと漣さんの言う通り「好きなものに理屈なし!」なのだ。旅立ってなお大切なことを教えてくれる漣さんに合掌──。

参照元:Twitter @shumpeiohsugi
執筆:P.K.サンジュン

▼字もとてもキレイだ。