今から10年前の今日、つまり2006年11月22日(日本時間)にサッカー界でひとつの伝説が生まれた。そう、当時スコットランドのセルティックに所属していた中村俊輔選手が、世界最高峰の舞台であるCL(チャンピオンズリーグ)で美しすぎるフリーキックを決めたのだ!

あれから10年か……と思う人も多いだろうが、今でもセルティックはそのことをハッキリと覚えている様子。なんと Twitter で中村俊輔選手の写真をアップし、当時を振り返っている。

・伝説フリーキック

10年前の今日、グループステージ第5節でセルティックはホームのグラスゴーにマンチェスター・ユナイテッドを迎えた。勝てば決勝トーナメント進出に近づくが、相手は強豪中の強豪。戦前の予想通り、一筋縄にはいかず。0−0で前半を折り返し、苦しい戦いを強いられていた。

しかし後半36分、ゴールから30メートルほどの距離でセルティックがフリーキックを得ると、試合が動いた。ボールをセットしたのはもちろん中村俊輔選手。そして千載一遇のチャンスを仕留めてみせたのは、ご存知の通りだ。中村俊輔選手のフリーキックで先制したチームは1−0で勝利し、同時に決勝トーナメント進出も決めたのであった。

・10年経っても色あせず

誕生日にオリジナル動画をプレゼントされるほど、セルティックから今でも愛されている中村俊輔選手。今回のフリーキックもまた然り。左足から描かれた弧は10年経った今も色あせることなく、セルティックの心に伝説として刻まれているようだ。

参照元:Twitter @celticfc
執筆:原田たかし