リブロースのサイズが大きすぎて、お肉が余ってしまいました」── そんな文章とともに、半額で提供されていたステーキ&ガーリックライス。通常1280円の商品が、ある日は「お肉が余ってしまった」ために600円になっていたのだ。

それを見た私は、速攻でポチった。しばらくした後お店に向かい、持ち帰ったステーキ&ガーリックライスをあっという間に完食。続けて、私は自分のブラウザに『TABETE』のサイトをブックマークし、 “お気に入り” の欄に追加した。「毎日チェックしよ♪」と思いながら。

というわけで、私はTABETEを1度利用した後すっかり気に入ってしまったので、本サイトでも紹介することにしたい。

・TABETEとは?

TABETEは株式会社コークッキングが運営するサービスで、公式サイトには以下のように記載されている。


「TABETE は廃棄の危機にある食事を手軽にレスキューできるWebプラットフォームです。まだおいしく食べられるけれど、閉店時間や賞味期限などの理由からお店が捨てざるを得ない状況から、TABETEユーザーが食事を救い出すことができます」


──これを噛み砕きつつ、客側の視点に立って言うと、飲食店の余った料理を格安で購入できるサービスって感じだろう。一方、お店側の視点で言うならば、料理が余って困っているときに「捨てるのもったいないから誰か買って〜! 安くしとくよ〜」とネットで呼びかけられるサービスといったところだろうか。

つまるところ、なるべく安く買いたいと思っている客側にとっても、「余っている料理を何とかしたい」と思っている飲食店側にとっても、双方においしいサービスと言えるかと思う。

・実際に使ってみた

さて、そのサービスを利用して安くなった料理を狙うなら、まずはWebサイトにアクセスするか、アプリをダウンロードする必要がある。ちなみに、アプリは2018年10月5日時点でiOSのみだ。

私はアプリから先述の半額ステーキ&ガーリックライスをゲットしたのだが、ダウンロードして進んでいけば何の問題もなく利用できた。超使いやすい。一応、アプリでの流れを以下にざっくり記載しておくと……


1. 会員登録をする

2. レスキュー待ちの商品を探す

3. いい感じの商品を見つけたらポチっ

4. 注意事項を確認しつつ、問題なければ……

5. クレジットで事前に決済し、商品の引き取り時間を指定

6. お店で商品を受け取ったら、「レスキュー完了」をタップして終了


──以上。あとは持ち帰って食べるだけである。


・コスパ以上の満足感

このサービス、客側にとってうれしいポイントは、コスパのいい商品をゲットできることだけでない。私のケースを例に取ると、半額ステーキを食べた後に感じたのは「美味しい料理を安くゲットできたで〜」という “してやったり感” だけではなかった。早い話が、気持ち良かったのだ。「少しはお店の役に立てたのかな?」というところが。

まあ、身勝手な満足感と言ってしまえばそうかもしれないが、普通にお店に行き、普通にコスパ良い料理を食べただけでは味わえないものではないだろうか。


・もっと広まって欲しい

と、TABETEを利用して感じた「素晴らしさ」について紹介したが、ここで東京以外にお住まいの方にとってはちょっと残念なお知らせがある。それは……

現時点でTABETEに登録されているお店は、東京23区付近が中心となっているということ。ようは、今のところ全国的に利用できるわけではないのだ。

しかし! 公式サイトには「対象地域は今後全国各地域へ拡大していく予定です」とあるので、これからの普及に期待したい。とにかく、TABETEはもっと広まって欲しいぞ〜。

参考リンク:TABETE(公式サイト / iTunes
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼商品をゲットしたら……

▼袋の中にはメッセージまで!

▼ニンニクが効いててウマい!

▼あっという間に完食。ごちそうさまでした!