いま、日本で最も注目を集める天才といえば将棋の藤井聡太四段であろう。若干14歳にしてデビューから29連勝を記録するなど、漫画のような活躍ぶりは将棋界のみならず日本中に旋風を巻き起こしている。

そしてもう1人、格闘界に藤井聡太四段に勝るとも劣らない逸材が現れた。その名は那須川天心(なすかわ てんしん)──。18歳にしてプロ転向後は23戦負けなしの天才格闘家である。

・総合ルールでもガン強

5歳の頃、極真空手を習い始めたという那須川選手。その後、プロキックボクサーに転向し、現在はキックボクシング、現ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王者であり、現RISEバンタム級王者の二冠チャンピオンである。

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わずか18歳にして二冠王ってだけでもとんでもないが、さらにスゴイのは自身の得意とするキックボクシングルールではなく、寝技もアリの “総合格闘技ルール” でも結果を残していること。2017年7月31日現在、これまで総合ルールでは3戦し全て勝利を収めている。

目の良さ、パンチの強さ、強靭なハート……などなど「那須川天心の何がスゴイのか?」はぜひ動画をご覧いただきたいが、いずれの格闘技マニアも那須川選手の試合を見たら「本物の天才」と口を揃えることだけは確かである。

https://instagram.com/p/BW2uQBQDNde/?taken-by=tenshin.nasukawa

・疑いようのない天才

これまでの格闘界には、ボクシングの井上尚弥、プロレスの佐山聡(初代タイガーマスク)、柔道の野村忠宏など、数多くの天才が現れ、そして輝かしい実績を残してきた。だが那須川天心は、彼らが霞んでしまうほどの偉業を成し遂げてしまうかもしれない。なにせまだ18歳である……その未来は果てしなく輝いている。

個人的には、プロボクサーに転向するのが一番稼げるうえに世界的な名を残す気がするが、彼ならばそうした既成概念すら打ち破るほどの活躍を見せるハズだ。もう1度言おう、那須川天心(なすかわ てんしん)──。マジで藤井四段レベルの天才だから、これまでその名を知らなかった人も、ぜひ覚えて欲しい。

参照元:Instagram @tenshin.nasukawa
執筆:P.K.サンジュン

▼肘ありルールでルンピニー・スタジアム現役スーパーフライ級王者に勝利した、衝撃のバックスピンキック。

▼ボクシングで井岡一翔選手に2度も勝利したアムナット・ルエンロン戦。

▼総合でも超強い。疑いようのない天才だ。