どうもみなさん、こんにちは、こんばんは。ロケットニュース24のP.K.サンジュンです。ラグビーW杯が終了してからしばらく経ちますが、ラグビー熱がなかなか下がりません。久しぶりに雑誌なんか買っちゃってますもんね。Numberのラグビー特集は3冊買いました。

さて、今回はやや難しいテーマになってしまいますが「香港の民主化デモ」について思うところを述べていきたいと思います。ニュースになってはいるものの、日本ではそこまで大々的な扱いを受けていない気がしますが、みなさんはこの件についてどうお考えでしょうか?

・あくまで一般人目線

最初にお断りさせてください。私はこの件について、専門家でもなければメチャメチャ知識があるワケでもありません。興味があるので普通よりは多くニュースなどに目を通していると思いますが、それでもあくまで一般人レベルであることをご了承ください。

さて、いわゆる「逃亡犯条例」改正案に対する反対運動を発端に、多いときには100万人以上が参加したされる香港のデモ活動。香港の人口は750万人ほどですから、単純に計算するとおよそ7~8人に1人がデモに参加したことになります。

2019年10月には「逃亡犯条例」の改正案は正式に撤回されていますが、混乱はさらにヒドくなるばかり。11月には警察がデモ参加者に実弾3発を発砲するなど、いよいよ抜き差しならぬ段階に突入したと言っていいでしょう。端的に香港の人たちが心配です。

・民主化すればいいと思うけど

香港がイギリスから中国に返還されたのは1997年のこと。それまで香港はイギリスの一部だったわけで、当然ながら香港の人たちは民主主義をベースにして生きてきたワケです。当時、イギリスと中国の間では返還から50年後、つまり2047年までは、香港において社会主義政策を実施しないことが確認されています。

返還以降、香港はよく耳にする「一国二制度」に基づき治められてきましたが、やはり「本物の民主主義」と「中国が許す範囲の民主主義」では違いもあるのでしょう。当時は遠いと思っていた50年後も、気付けばあと28年後に迫ってきました。香港の人たちにある種の焦りがあることは想像に難くありません。

一連のデモ活動を見て、私はシンプルに「香港も民主化すればいいね」と思ってしまいます。もちろん、ことがそう単純でないことはわかっていますが、民主国家で生まれ育った私が「明日から社会主義ね」と言われたらキツいことは事実。私と同じような意見をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

私としては「香港は独立すべし!」なんて言うつもりはありませんが、同じ民主主義の価値観を共有する人間として「中国も香港の人に民主主義を認めてあげてよ」くらいは思わざるを得ません。共産主義や社会主義を批判する意図も知識もなく、ただそう願うだけです。

・何をすればいいのか

そして今回のお題はココです。そうした思いを持つ人たちは、具体的に何をすればいいのでしょうか? これが全くわかりません。ニュースを見て眉をひそめていればいいワケであろうハズがなく、だからと言って災害のように募金があるワケでもないのです。

もちろん活動家を目指すつもりもなく、赤裸々に言ってしまえば「今の生活のペースを崩さずに、したいときにだけ出来る応援」がしたいのです。逆に「香港政府を応援したい」という人がいても、それはそれでいいのではないでしょうか。考え方は人それぞれですから。

とはいえ、結局は国とそこに住む人々の問題ですから、どれだけ考えても「都合よく応援出来ることなどない」という結論になろうかと思います。それでも……ねぇ? 同じ地球で生きる者として、何もできない自分の無力さを恥じる次第です。ドラゴンボールを7つ集められれば、とりあえず世界平和を願うんですけどね。

参照元:YouTube
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.