正直、オムライスって作るのがちょっと面倒くさい。具材を切って、チキンライスを作って、「できたー!」と達成感を得たところで もう1度自分を奮い立たせ、フライパンを洗い、卵を焼き、そこにチキンライスを投入して、卵を崩さないように包んで……だるいなオイ!

全人類の9割ぐらいが同意してくれそうな書き出しを終えたところで、本題です。いいですか、よく聞いて(読んで)下さいね。「卵をブッコんで、電子レンジでチンするだけでオムライスが完成する」という超未来的な商品を見つけたのだ。21世紀、サイコォーーー!!

・日本ハム「袋のままできるオムライス」

その商品とは、今年2月にニッポンハムから発売された「袋のままできる チキンオムライス」。ちなみに「カレーオムライス」版もある。筆者が入手した激安ジャングル(ドン・キホーテ)では、共に税抜き198円で売られていた。

最初に言っておくと、この商品……なぜもっと話題になっていないのかが不思議に思うほど画期的なのだ。社会現象……いや、ドラ〇もんの「ひみつ道具」に採用されたとしても筆者は驚かない。案外、今週の放送に登場するかもしれないので要チェックだ。


・Let’s クッキング

ごたくはこのぐらいにして、コイツの作り方をざっくりと紹介しよう。売られている状態の商品はペラッペラに薄いのだが……

開封すると “板状” のチキンライスがパッケージに沿ってビッシリとあるので、

コレをほぐすようにパッケージごと少し揉んだ後──

袋の下にチキンライスを集める。

そして、上から押すようにしてオムライスの型(楕円形)を作ろう。← コレ大事

さて、あとは卵2個分を溶いた後──

袋に卵液を半分だけ流し込んだら、電子レンジでチン!

500Wなら1分50秒。600Wなら1分30秒だ。

レンチン後、袋の中をのぞいてみると、 “上だけポッカリ空いたオムライス” が出現!

残りの卵液を流し入れて、再び電子レンジでチン!

 

今度は、500Wなら1分40秒。600Wなら1分30秒。


す・る・と──


黄色い いなり寿司みたいな物体が出てきた。コレにケチャップをかけたら…………

オムライス、一丁あがり~~! \(^o^)/


・完全にオムライス

さっそく食べてみると……おお~! 卵は “ふわふわ” でイイ感じ!

中のチキンライスも「ベチャッ」としてないし「パサパサ」でもなく、絶妙にしっとり。適度なトマトペーストの酸味も感じられ、おいしいではないか……!

10分たらずで完全なるオムライスが完成してやがる……。すげぇぇぇよ、コレ!! この楽チンさを体感して筆者が思い出したのは、2019年M-1グランプリで「ミルクボーイ」が決勝戦で披露したネタ。こんなくだり(ツッコミ)があった。

「コーンフレークはね、朝から楽して腹を満たしたいという煩悩のかたまりやから」

コーンフレークが “煩悩のかたまり” というのなら、「袋のままできるオムライス」も “煩悩のかたまり” と言えるだろう。あの面倒くさいオムライスが、こんなに楽チンに作れてしまうのだもの!


・いろいろ使えそう

30代オトコ目線で言わせてもらうと、ボリュームは “オヤツ以上、1食未満” といったところだろうか。大(だい)の大人の腹を満たすには若干少ないかもしれないが、女性やチビッ子にはピッタリのサイズではないかと思われる。お弁当に入っていたらテンション上がるな~。

あと、「調理」というよりは “工作” っぽいので、子どもと一緒に作ったら楽しそうだ。これから作ろうとしている方は筆者のような “いなり寿司型” ではなく、ラグビーボールのような「美しい楕円形」の完成にトライしてみてくれ。

参考リンク:日本ハム「袋のままできるオムライス」
Report:ショーン
Photo:RocketNews24.

▼詳しい作り方はこんな感じだ