日本人なら誰もが通るNHK教育テレビ(Eテレ)の道。おそらく、アンパンマンやミッキーよりも先に触れるのはNHK教育テレビの方で、それだけに懐かしさや思い入れがあるものだ。

そんなNHK教育テレビに関する興味深いランキングが発表されたのでお知らせしよう。その名もズバリ『よく観ていたNHK子供番組ランキング』である。懐かしいタイトルがズラリと並んでいるが、1つだけどうしても納得いかない現象が起きているのだ。

・1万人以上が回答

10~60代の男女を対象に「株式会社CMサイト」がアンケートを行い決定した今回のランキング。有効回答数は1万2278名だというから、なかなか大規模なアンケートではなかろうか?

それではさっそくランキング結果からご覧いただこう。やはりと言うべきか、あの番組が見事第1位に輝いているぞ。

・『よく観ていたNHK子供番組ランキング』

第1位: おかあさんといっしょ
第2位: できるかな
第3位: 中学生日記
第4位: ピタゴラスイッチ
第5位: セサミストリート
第6位: 天才てれびくん
第7位: はたらくおじさん
第8位: おーい! はに丸
第9位: ひとりでできるもん!
第10位: いないいないばあっ!

当然と言えば当然だが、1位は「おかあさんといっしょ」であった。さすが1959年から続くご長寿番組、貫禄すら感じる圧巻の1位である。記者が子供の頃は「じゃじゃまる・ピッコロ・ポロリ」がメインキャラクターであったが、みなさんの頃は何だっただろうか?

第2位には「でっきるかな♪ でっきるかな♪ はてはてフフー♪」でお馴染みの「できるかな」がランクイン。ノッポさんの工作は独創性があり、またゴン太くんとの掛け合いもとても愉快だった。

・あの番組がない

3位以下も「懐かしいな~」という番組がほとんどで、基本的には文句はない……基本的には。だがしかし、一言だけ言わせてもらうならば「さわやか3組」がランクインしていないのはどういうことだろうか? まさかみんな、さわやか3組を知らないなんてことがあり得るのか?

さわやか3組は1987年から2009年まで20年以上続いた長寿番組で、記者が通った小学校では「道徳」の教材にも使われていた。つまり「道徳心の何%かはさわやか3組で形成された」と言っても過言ではない。

登場人物こそ覚えていないものの、オープニング曲も特徴的なのでてっきり3位くらいにはランクインすると思っていたのに……。ついでにいえばチョーさんが活躍する「たんけんぼくのまち」がないのも残念だ。これがジェネレーションギャップというやつなのか……。

とはいえ、時代が移り変わってもほとんどの人が「NHK教育テレビ」の道を通っていくことは間違いない。そして50年後もきっと「おかあさんといっしょ」が第1位に輝くのだろう。

参照元:ランキングー
執筆:P.K.サンジュン

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