東京都では2020年のオリンピックに向けて、従業員のいる飲食店で喫煙を禁止する条例案の制定を目指しているという。都内の飲食店の8割がこれに該当し、喫煙者の肩身はますます狭くなるばかり。そんななか電気加熱式タバコはひそかに進化を続けている

IQOS(アイコス)互換をうたうデバイスが続々と登場しているのだ。以前紹介した「iBuddy(アイバディ)」もそのひとつ。そのアイバディにない機能を備えた商品「Pluscig(プラスシグ) B2」もまたアイコスのヒートスティックを吸うことができるのである。

・ひそかに進化する互換デバイス

調べてみると、アイコス互換デバイスには、新しい流れが来ている。アイバディはアイコスでは不可能だった連続喫煙が可能となり、充電は本体のみで簡潔するメリットがあった。最近登場したデバイスはこれに加えて、バイブ機能や温度調節などの機能が追加されている。モノによっては、加熱方式そのものが異なる製品もある。


・進化系「プラスシグB2」

さて、今回紹介するプラスシグB2も、そんな進化系互換デバイスのひとつだ。

形状はアイバディとそっくり。


ヒートスティックを取り出す、サイドのスライダーもほぼ同じ。


異なるのは、本体左側の電源ボタンと下部の温度調節ボタンだ。


・温度調節機能

起動は電源ボタンを2秒以内に3回連打。すると、本体上部にある3色のランプが点灯する。ちなみにランプが緑なら充電残量が81~100%、青なら21~80%、赤なら残量はわずかということになる。

温度調節は3段階。低温(L)、中温(M)、高温(H)の3つに分かれている。加熱前に温度を設定して、使用することになる。残念ながら、喫煙中に温度を変えることはできない。


・バイブで加熱を知らせる

加熱は電源ボタン長押しで開始される。この時にバイブレーションと共に、本体上部のランプが点滅する。

加熱時間は意外と短く、アイバディよりも早く喫煙が可能な状態になる。

吸った時に、強いキック感を求める私(佐藤)は、高温モードで試してみた。

率直な感想としては、少々物足りない。アイコス・アイバディよりも温度が低いのかもしれない。もしかしたら、個体差があるのかもしれないが、ガツンと来る感じはなかった。

・グロー派の意見も聞いてみた

ちなみに加熱してから4分間は吸い続けられる。「何回吸ったら終わり」ではなく「4分間」、この時間制限システムは『glo(グロー)』と同じである。

もちろんその間にヒートスティックを吸い終えてしまったら「カスカスの味」になってしまうが、早くからグロー派であったGO羽鳥いわく「グローよりもアイコスの方が、カスカスになった状態でも、まだ味がする」とのこと。


・アイコスの進化も求められる

このほかにも、新しい機能を備えたアイコス互換デバイスは続々と登場しつつある。本家アイコスにも進化が求められる時期に差し掛かっているのではないだろうか。できることなら、末永く使える、壊れにくい新モデルを開発して欲しいと願う。

参照元:毎日新聞
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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