2017年5月に試合中の怪我で救急搬送されたプロレスラーの高山善廣(たかやま よしひろ)が、頸髄完全損傷だと診断されたそうだ。現在は首から下が動かない状況で、医師からは「回復の見込みはない」と言われているという。

プロレス界の2大巨頭、アントニオ猪木とジャイアント馬場が認め「プロレス界の帝王」と称された高山善廣。絶望的な状況であるにもかかわらず、高山は必死のリハビリを続けている。

・タフネス高山

東スポによると、高山は怪我をした当初「意識はあるが、首から下の感覚がなく、人工呼吸器をつけて呼吸をする状況」だったらしい。現在は自分で呼吸は出来るというが、肩から下の感覚が戻っておらず、医師からは「回復の見込みは現状ない」と告げられたという。

全員が全員タフなプロレスラーの中でも、断トツのタフネスを誇っていた高山。PRIDEのリングでドン・フライと歴史に残る殴り合いを展開し、2004年に脳梗塞を患った際にも約2年の時を経てリングに復帰した。そんなタフネス・高山だけに今回の報道は衝撃が大きい。

プロレス界も高山の支援に乗り出しており『TAKAYAMANIA(タカヤマニア)』なる会の発足も発表された。中心となっているDDTプロレスリングでは各団体に協力を呼びかけ、試合会場への募金箱の設置、応援グッズ販売、高山プロデュースによるプロレス興行などを行っていく予定だという。

・高山のコメント

「この度は私、高山善廣を支援していただく会を発足していただき、また、その発表にお集まりいただきました皆さんに、感謝いたします。去る5月4日、試合中、頚椎を痛めてしまい首から下が全く動かず、また呼吸もできなくなってしまいました。

首の手術を受けた後、心臓停止などのトラブルもあり、術後の経過が思わしくなく、なかなか皆さんにご報告できる状況にありませんでした。

そんな私のために仲間たちが集まって、私のために色々とやってくれると聞き、感謝の気持ちしかありません。みなさん、どうもありがとうございます。私もどんどんアイデアを出していこうと思っております。リハビリ頑張りますので今後ともよろしくお願いします。 2017年9月1日 高山善廣」

なお、高山の治療費等の寄付は以下で受け付けている。

東京三菱UFJ銀行
代々木上原支店
(店番号)137
口座番号:普通預金 0057767
口座名義:株式会社 高山堂

数々のリングで我々に感動を与え続けてきた高山。帝王のカムバックを全プロレスファンが待っている。がんばってくれ……高山。

参考リンク:東スポWebDDTプロレスリング高山善廣オフィシャルブログ
執筆:P.K.サンジュン
イラスト:マミヤ狂四郎

▼有吉さんもリツイート。

▼鈴木みのるも支援を呼びかけている。

▼おまけ。こちら伝説の試合。ガンバレ高山。