白血病を発表した競泳の池江璃花子選手。昨年2018年、高校3年生にして日本人初のアジア競技大会6冠を達成した水泳界のスターの難病に日本中が衝撃を受けた。そんな池江選手が2019年2月13日にSNSを更新。その投稿に応援の声が集まっているためお伝えしたい。

・率直な気持ちをTwitterに投稿

「今の私の率直な気持ちです。」という言葉と共にTwitterに投稿されたテキストには、140文字に入りきらない思いの丈がつづられている。内容は以下の通りだ。

「昨日から沢山のメッセージありがとうございます。ニュースでも流れる自分の姿に、まだ少し不思議な気持ちにもなります。

そんな中で皆さんにどうしてもお伝えしたく、更新させていただきます。皆様からの励ましのメッセージの中に「骨髄バンクの登録をした」「輸血、献血をした」など、沢山の方からメッセージを頂きました。私だけでなく、同じように辛い思いをしてる方達にも、本当に希望を持たせて頂いてます。

私は、神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています。もちろん、私にとって競泳人生は大切なものです。ですが今は、完治を目指し、焦らず、周りの方々に支えて頂きながら戦っていきたいと思います。

しばらくの間、皆様に元気な姿をお見せすることができないかもしれません。そしてしばらくの間、私も皆様と同じく応援側に回ります。引き続き、トビウオジャパンの応援、支援、そして沢山の様々なスポーツの応援、支援を宜しくお願い致します。

改めて皆様のメッセージとご協力に心から感謝します。
必ず戻ってきます。 池江璃花子」

──「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています」と、難病について前向きな覚悟が感じられる。これに対し、ネットでは応援の声が相ついでいた。

「待ってます!!!」
「また美宇ちゃんと笑顔の写真が1日でも早く見れること願ってます!」
「待ってます!そして心から祈ってます!頑張って!」
「ゆっくりで大丈夫です。心から応援させてください」
「池江さんのお陰で骨髄バンクへ登録する事を決めました」

──また、この投稿には、同じ病を持つ人たちからも以下のような声が寄せられている。

「ゆっくりポジティブに自分のペースで一日一日を乗り越えて下さい」
「前向きに生きることが何よりも大切です。事実を理解し受け入れ、焦らず治療に専念してください」
「大変な治療をしているのにこんなに周りを気遣って。璃花子ちゃん、日々の治療をひとつずつ乗り越えてね。祈っているよ」
「治療が始まると辛いって思うことも出てくると思います。そんな時は周りに甘えまくって下さい。1人でかかえこまず家族や看護師さんなどきっと支えになってくれます。心から応援してます!」
「僕はダンサーをしてます。同じ系統の病気をして治療して、また戻れました。ゆっくり、いきましょうm(__)m応援してます」
「お互い病に負けないで、頑張りましょう!!!」

──励ましの声多数。難病として知られる白血病だが、池江選手は同じ病を持つ人たちにも勇気を与えるに違いない。

なお、日本水泳連盟の会見によると、医師からは「早期の発見ができた」との説明を受けているとのこと。再び池江選手がスタート台に立てる日が来ることを願わずにはいられない。

参照元:Twitter @rikakoikee
執筆:中澤星児

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