ここ数年、右肩上がりで普及率が上昇している車グッズといえば、ドラレコことドライブレコーダーだ。もし何かあった時にレコーダーの映像が動かぬ証拠となって活躍してくれるため、愛車に装着している人も多いのではないだろうか。

ドラレコは日本だと事故に遭った時のことを想定して着けることがほとんどだが、海外ではそれだけが目的ではない。なぜなら、当たり屋が突っ込んできて、不当な金額を請求してくることがあるからだ。今回ご紹介する動画もまさにいい例である。

・女性の車が当たり屋の標的に

動画が撮影されたのは、イギリスのある路上。ドラレコは住宅街を走る車のいたって日常の光景をとらえている。しかし、女性のドライバーが思わぬ事件に遭遇したのは次の瞬間だった。いきなりバイクを押す男性が道の脇から現れると……ドスンッ!

車がぶつからないよう減速したにもかかわらず、なんと男性は自らバイクを車に押し当て、自分自身もボンネットの上にダイブ! 明らかにわざと “当たって” 事故を誘発してきたのだ。大根役者もビックリの下手くそな演技ながらも、側から見ると事故が起きたように見え、中には勘違いする人もいるかもしれない。

・ドラレコで一発撃退

しかも、気がつけば道路脇から別の男性がカメラを向けており、いつの間にか本当の事故が起きてしまったような現場が出来上がってしまっている。これは女性のドライバーは大ピンチ……もしかしたらパニックになってお金を払ってしまうかも……と思いきや!

ドラレコつけていてよかったのが、この動画である。運転手の女性がドラレコの存在を犯人たちに告げると、男性たちはいきなり逃走し始め、グルだったことも判明。証拠を握られているとわかった途端、当て逃げ失敗を悟ってすぐに諦めたのだった。

・普及率は高くなる!?

日本では「当て逃げ」という行動はあまり見られないが、その可能性はゼロではない。また、事故を起こしてしまった場合、ドラレコは正当な判断を下す助けにもなる。備えあれば憂いなし。手頃な値段で買えるようにもなったので、ドラレコはこれからもっと普及していくだろう。

参照元:YouTube / Viral Hog
執筆:原田たかし