どんな強敵相手でも怯(ひる)むことなく、立ち向かっていく勇敢なバンカー(銀行員)の活躍を描いたドラマが大人気だ。おそらく今年も新語流行語大賞に、このドラマのセリフが選ばれることは間違いないだろう。そのドラマの撮影場所が人気スポットと化している。東京・神保町の「学士会館」も撮影スポットのひとつなのだとか。

会館の201号室は平日のランチ時間に、お弁当を食べられる場所として開放している。 実はこの場所、作品に登場する超重要スポットである。あの伝説の土下座の場所なんだよ!! 実際に行ってみると、「ここがアノ場所かーー!」と興奮してしまい、食事に集中できなくなっちゃったよ~!

・201号室

学士会館は「東京大学」ならびに「日本野球」の発祥の地で、1928年に開業した歴史ある建物だ。その学士会館で、平日の11時30分~13時30分の時間限定で、お弁当の販売を行っている


この日、開放されていたのは201号室。そう、あの場所だよ! 役員会議室になってるアノ場所なんだよっ!! なお、開放される部屋は日によって変わる。ドラマファンの皆さんは、201号室が開放されている日に訪問した方が良い。だって見たいでしょ? アノ場所を。


・知っているぞ!

それにしても、館内はどこも見覚えのあるところばかりだ。初めて歩く廊下なのに知ってるぞ、この廊下! 表情豊かな横分けの役員が向こうから歩いて来そうだ


階段を見ると、メガネの同期が駆け下りて来そうじゃないか。初めてなのに、目に映るモノすべてに見覚えがある気がしてくる。ここのことはよ~く知っているぞ!!


そしてやってきた。201号室……。なぜだか分からないけど、この扉を見たら妙に緊張してしまう。中には怖そうな人達が巨大なテーブルを囲んで座っているんじゃないだろうか……


どこからともなく、1番エライ人の「入れ」って声が聞こえた気がした。私(佐藤)は思わず心の中で、「失礼します!」と言って中へと入った。


そこには巨大なテーブルはなく、怖そうな人たちの姿もない。なんかホッとした……。もちろん、上座に銀行の名前も「T」の文字もない。しかし室内の重厚さはドラマのままだ。



ここで作品が作られているのか~。あの迫真の演技は、ここで生まれたのか~……。食事に来たはずなのに、感動と興奮ですでに胸がいっぱいだ


・お弁当がうまい!

せっかくお弁当を購入したんだから食べないと……。購入したのはステーキ丼だ。



学士会館はレストラン事業だけでなく、宿泊やウェディングを行っている。さすが歴史ある一流施設、食べ物の味はたしかだ。おまけに入館料もなく、中にまで入れるなんてマジ感謝!


・次回で最後!

さて、ドラマは次回で最終回を迎える。窮地に立たされる主人公は、最後の最後に逆転劇を見せるのか? それとも……。


最終回を見逃したら、お・し・ま・い・Death!!



・今回訪問した施設の情報

名称 学士会館
住所 東京都千代田区神田錦町3-28
ランチの販売時間 平日11:30~13:30
※開放される部屋は日によって変わる。お弁当の内容は公式Twitterを確認して欲しい

参照元:学士会館学士会館Twitter
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24