長年カップ麺業界に君臨する一大帝国「日清ラ王」。その登場は1992年に遡り、今年で25周年を迎えるとのことだ。ラ王よりも年下の読者もいることだろう。はい、敬礼。25周年を記念して、限定復刻商品が発売されていることを知っている人も多いはず。

今回はその第2弾で、なんと1994年に発売された「日清ラ王 焼そば」が復刻発売されたのだ。そもそも、ラ王に焼そばなんてあったっけ? まずそこから驚いてしまうのだが、実際に食べてみたところ、激ウマすぎてさらに驚く事態に! 麺がとにかくモッチモチだぞ。

・23年ぶりに復刻

2017年8月7日に発売された「日清ラ王 焼そば(税抜220円)」。焼そばシリーズはそれ以降も発売されたものの、オリジナルの発売は1994年でもう23年前にもなる。おー久しぶりぃぃぃいい。というか、もはや初めましてに近いな。パッケージも発売当時と同様らしいのだが、覚えている人はいるだろうか。

・麺に注目

日清によると、玉ねぎをあめ色になるまで炒めたような濃厚甘口ソースは、発売当時の味わいを再現しているという。しかし、23年前の味が現代の我々に通用するのかいな? 期待と不安を胸にお湯を注ぐこと5分。このノンフライ麺からして他社の商品とは一線を画すというか、完全にラーメンである。

ソースをかける前に、麺を丹念にほぐしておいた方がいいぞ。食べる前からすでにそのモチモチ感が伝わってくるかのようだ。見た目からして、某○ヤングや某○平ちゃんとは異なっていて新鮮である。その上からフライドオニオンをまぶして完成、すかさず実食へ。

・驚きの食感

麺をすすると……モチィィィイイ! なんやこれ、めっっっちゃ麺がモチモチしている。コシも相当強い。そして、大事なことなので繰り返すがモチモチしている! モッティモティしているのだ。すげーーーッ!!

ラーメンとも違うし、パスタにしてもモチモチすぎる。焼そばであることは間違いないが、それにしてもモチモチすぎる。そしてこのモチモチ麺に、濃厚な甘辛ソースが離れないくらい絡みつくのだ。蛇かよ! 麺とソースが完全に一体化しているようだ。これはウマい、ウマいぞォォォオオオ!!

・やっと会えたね

おそらく「日清ラ王 焼そば」とは今日が初対面のはず。それが約20年の時を超えて一目惚れをするという、カップ麺にあるまじき激烈ロマンチックな結末を迎えようとは誰が予想しただろう。鍵を握るのは、やはりこのモチモチな中太麺だ。もしかしたら普通のラ王より好きかも。みんなも食べてみて!

参考リンク:日清「日清ラ王 焼そば」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.