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世間はすっかりクリスマスムード。きっと多くの人はデートやパーティーの予定があるに違いない。一人過ごすクリスマス、通称 “クリぼっち” でもいいじゃないか。クリスマスの過ごし方は人それぞれである。だがしかし……。

「クリスマスこそサイゼリヤで過ごすべき! 知らないヤツは大馬鹿野郎!!」と豪語する一人の男がいた。当編集部のコストパフォーマー佐藤である。彼いわく、サイゼリヤが真価を発揮するのはクリスマスだそうで、高コスパの上、イタリア気分まで味わえるらしい……。

・クリスマスこそサイゼリヤで過ごすべき

12月24日と25日、つまりイブとクリスマス本番は、どの店もカップルでにぎわっている。人気店なら1年前からの予約もあたり前で、今から予約できる店を探すのも正直めんどくさい。そんな話をしているとき「フフフッ」と割って入ってきたのが佐藤だ。

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「ボンジョルノ~。さっきから聞いてりゃ、君たちは本当に楽しいクリスマスの過ごし方を知らないようだネ? OK! 俺が最高のプランを紹介してやるから付いて来い!! サイゼリヤ行くぞ! アリーヴェデルチ(またお会いしましょう)!!」

……と叫び事務所を飛び出してしまった。付いていくのはイヤだったが、サイゼリヤに迷惑をかけてはいけないので、仕方なく佐藤の後を追うことにした。

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・3つのメリット

佐藤いわく、クリスマスをサイゼリヤで過ごすと、大きく3つのメリットがあるらしい。

「まずは予約がいらないってことだ。混んでる時間帯もあるが、行列ってほどじゃない。そして1000円足らずでクリスマスには欠かせないグルメが全て堪能出来てしまうんだ。しかもそれぞれの料理からイタリアの風を感じられるから、いわばイタリアでクリスマスを過ごすのと同じなんだ」

……ちょっと何を言ってるのかわからないが、佐藤は意気揚々と慣れた口調で注文を始めた。そして到着した料理が、グラスワイン(100円)辛味チキン(299円)マルゲリータピザ(399円)ティラミスアイスハーフ(199円)の計4品、合計997円である。

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確かにチキンやピザなどのクリスマスっぽいメニューに加え、ワイン、さらにはデザートまで付いて1000円を切るとは、さすがサイゼリヤだ。確かに高コスパで味に関しても間違いはないだろう。しかし「イタリアで過ごすのと同じ」とはどういう意味なのだろうか?

そう告げると、佐藤は「まあ見てろ」とつぶやき、キリッとした表情でワインを飲み始めた。

「このワインは……ふむトスカーナだ。目を閉じてみろ……手を伸ばせばトスカーナの青い空に届きそうじゃないか」

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「このピザは……ははーん、ナポリだな? ナポリの潮風が俺の鼻をくすぐらぁ!」

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「このチキンはミラノ! 一発で分かった!! 相変わらずシャレた味してやがるぜ……!」

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「このティラミスは……まさかローマ? この重厚感ある味わいはローマと考えて間違いないでしょう! まさにローマは一日にしてならず、ティラミスは一日にしてならずの熟成された味わいだ!! グラッツェ、サイゼリヤ!」

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……と結んでいた。たぶん、いや絶対に違うと思うが、きっと佐藤レベルになるとサイゼリヤの料理だけでイタリア気分が味わえるのだろう。少なくとも予約は必要なく、1000円以下でクリスマス風の料理が食べられることは確かだから、興味がある人は参考にしてみてはいかがだろうか?

参考リンク:サイゼリヤ
Model:コストパフォーマー佐藤
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼4品で1000円を切るとは凄い。
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▼「みなさん、良いクリスマスを……チャオ」
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