誰にでも好きな色、嫌いな色があると思う。とは言え、自分の好きな色をそこまでガンガン主張することってないよな。林家ペー&パー子じゃないんだからさ。と思いきや、西日本にやたら “赤” を推している地域があるらしいのだ。え? 地域で?

個人レベルならまだしも地域でやっているとなると、これは何か大きな力が働いているのかもしれない。場合によっては、記事がお蔵入りになる系の事件に巻き込まれる可能性もある……。覚悟を決めた私(あひるねこ)は、真相を確かめるべく現地へと向かった!

・赤を激推し

さて、本題に入る前にまずは見て欲しいものがある。

こちらは2019年2月12日から全国で発売された『氷結®』の新商品、『氷結® RED(期間限定)』『氷結® GREEN(期間限定)』の広告だ。特に変わったところはないが、先述の地域ではこれがなんと……。


こうなるという。

RED強えェェェェェェエエエエ! ほぼREDやないか!! 企業の広告デザインまで変わるって、どんだけ赤好きなんだよ。謎は深まるばかりである……。

・現地へ行ってみた

さあ、そうこうしている間に目的地に到着。やっと着いたーーーッ! 東京から新幹線で4時間かかったぞ。で、どこなんだここは。


まあいい(よくはないが)、とにかく赤を探そう。さっそく辺りを見回してみると……ん? そこまで赤くない気が……駅前だからかな? ちょっとそこらを歩いてみることに。すると……


赤い……かな?


赤い気がする。


ああ、赤い赤い! 車まで赤い!!


バスも赤いぞ!



めっちゃ赤いじゃん!


赤いわ。




・なぜに赤?

なるほど……たしかに赤を推しまくっているという噂は本当だったようだ。だが、なぜ赤を推しているのか? 気になるのはそこである。何か特別な理由があったりするのだろうか。この地にまつわる伝説と関係しているとか……?

・街の人に聞いてみた

くぅーーーー! オラ、ワクワクしてきたぞ。……む? お、おい! あそこにいる男性を見てみろ!! 60代とみられる男性の手が……


赤い!!

よっしゃキターーーーー! 第一村人ならぬ、第一赤人発見ッ!! すいません、少しだけお話を聞かせてください! お父さんはどうして赤い手袋を付けているんですか? 何か理由があるのでは? あるのでは!?


「え? これ? うーん……コーディネートかな。ほら、今日全身が紺色でしょ。だから。ワンポイントで(ニッコリ)」


あ、そうなんですか……。


撃沈である。まあ、そりゃそうだよな。理由なんてないよな……と思いきや! 次の瞬間、お父さんの口からヒントとなる発言が飛び出したのだ。


「冬はそんなに赤いの着たり付けたりしないかなぁ。でも夏はね、〇〇〇ファンだし、やっぱり付けるよね


……え!? 今なんて!? 〇〇〇ファンだから赤を付けるんですか!?

うん、〇〇〇好きだから



そ、そういうことだったのかァァァァアアア!


謎はすべて解けた。


・〇〇〇愛ゆえに

どうしてこんな簡単なことに気が付かなかったんだろう。もしかしたら、あの女性も……?

「昔っから赤が好きで。明るい色が好きなのね。〇〇〇が好きっていうのも、もちろんありますよ」

おお、〇〇〇好きという点は先ほどの男性と同じ! よーし、このまま勢いに乗るぞ!! 真っ赤なバッグを持ったあちらのお父さんにも話を聞いてみよう! すいません、お父さーーーーん!!


「え? ああ、そこのデパートの服屋で買った福袋に入ってたから

いや福袋かーーーーーい! さすがにそれは自分の意思じゃないよな……と思ったけど、ちょっと待って! そのバッグもしかして……


〇〇〇やん!


「他にも定期入れとかいろいろ入ってたから使ってるよ(バッグから出す)」


それもう〇〇〇の福袋やん! めっちゃ好きやん!!


・正解発表

さあ皆さん。ここまでくればもうお分かりだろう。今回私が新幹線に乗ってやってきた場所、それは……!


そう、やたら赤を推している地域とは、赤いカラーでお馴染みの “あの球団” が本拠地を構える広島のことだったのだ。そりゃあ赤が好きなのも当然だよな。納得しかありませぬ。

・広島はREDだった

この取材を通して私は、広島の人たちの心には赤への愛が深いところで根付いていることを実感した。広告の通り、広島は最高にREDじゃけん!

そんなRED推しの街・広島で飲む『氷結® RED』もまた最高だ。3種の赤い果実「ラズベリー・いちご・ライチ」の氷結®ストレート果汁のおかげで、甘酸っぱくジューシーなおいしさをそのまま味わうことができるぞ!

・色で選ぶ氷結®

「色で選ぶ」というかつてない試みで作られた『氷結® RED』と『氷結® GREEN』。実は色の名前が商品名になったのは、今回が『氷結®』史上初なんだそうだ。また、場所によって交通広告の “推し” 色が違うのも面白い。

例えば、中央線や丸ノ内線のような赤いカラーの路線、赤にゆかりのある一部の駅(広島含む)では、徹底的に『氷結® RED』推しの広告が。逆に山手線や千代田線のような緑のカラーの路線や、緑にゆかりのある一部の駅では、徹底的に『氷結® GREEN』推しの広告が展開されていた。

店頭にも『氷結® RED』推し、『氷結® GREEN』推し専用POPが付いていることもあるらしいぞ。自分の推しの色を、推しの場所で飲んでみるのもいいかもしれない。さあ、あなたはどっち派かな?

参考リンク:キリンビール
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼『氷結® GREEN』推しの広告はこちら。

▼『氷結® RED』と『氷結® GREEN』

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