近ごろ「はなまるうどん」の前を通るたびに気になっていたのだ。やたら「鶏」「から揚げ」「専門店」といった文字が目につくことを。

うどん屋なので天ぷらはあるだろうが、から揚げとはいかに……と思っていたら、から揚げ専門店「鶏千」のから揚げを取り扱うようになったとのこと! 1月下旬から徐々に展開し、ついに全店導入したそうだ。いつのまに!


・「鶏千 から揚げ定食」(税抜630円)

メニューは3つ。単品「鶏千 から揚げ」税抜120円(1個)、「鶏千 から揚げ定食」税抜630円、テイクアウトの「鶏千 から揚げ弁当」税抜630円だ。

過去記事でもあるとおり、「鶏千」を展開する株式会社スターティングオーバーは吉野家ホールディングスの子会社、そして「はなまるうどん」は吉野家グループという関係。

今回オーダーした「鶏千 から揚げ定食」はこちら。大きなお皿にから揚げとサラダが鎮座している。700円に届かない価格で、これはなかなかの景色!

揚げたてのから揚げはど~んと4個。こんがりキツネ色に揚がり、後光が差している。ゴロッとした大ぶりのから揚げだ。

ご飯もツヤツヤ光っているが、なんと大盛り無料! 筆者は念のため普通盛り。


数種の野菜のミックスサラダにはゴマドレッシングつき。


お椀は「かけだし」にワカメとネギを入れたお吸い物。最初「中華ワカメスープかな?」と思ったが、そこはうどん屋。純和風だった。

写真では伝わりにくいが、ゴロンとしたから揚げの存在感は圧巻。本当は野菜を先に食べる方が健康にいいはずだが……待ちきれない。から揚げいきます!

クリスピーチキンのようなザックザクの食感。それでいて中は軟らかくジューシーだ。もともと「鶏千」のから揚げは、ボリュームのある鶏もも肉の「醤油から揚げ」が特徴だそう。

しっかり濃いめの味がついていて、ご飯のおかずになる。奇をてらわないオーソドックスなから揚げといえるだろう。

さっぱりさせたければ、添付のレモンをしぼってもよし。


マヨネーズにからめてもよし。公式ではマヨに七味唐辛子をかけて居酒屋メニューにするアレンジを紹介していたぞ。

ただし筆者の感覚では、から揚げだけで十分に下味がついているから、塩やソースやマヨネーズはなくてもOKだった。

かなりの満腹である。筆者は普通サイズのご飯にしたが、それでも食べきれないかと思った。ご飯を大盛りにすれば、おそらく男性でもボリュームに不満をもつことはないだろう。うどんを足してもいいし。


・100円引きキャンペーン実施

ところで、讃岐うどんチェーンといえば「丸亀製麺」がある。あちらの魅力はオープンキッチンで職人風のスタッフがきびきびと働く、「打ちたて」「茹でたて」の本格派であることだろう。

その分、筆者の最寄り店はいつも混んでいる。毎月1日に釜揚げうどんが半額になる「釜揚げうどんの日」は、密を避けるために再び休止中だ。


一方、「はまなるうどん」は客が並ぶレーンも短く、大行列とは無縁のイメージ。あくまで筆者の地域の店舗に関してだが、店内も明るくゆったりしており、普段着でふらりと来ても大丈夫。のんびり新聞を広げているサラリーマンも見かけた。

おまけにメニューが豊富で、カレーライスあり、おでんあり、1店でなんでも食べられるフードコートのような趣(おもむき)なのだ。これに定食が加わったのだから、「入りやすさ」は最強じゃないだろうか。

なお、全店導入を記念して3月8日から3月21日までの14日間、「から揚げ」が100円(税抜)に、「から揚げ定食」「から揚げ弁当」が100円引きの530円(税抜)になる! 500円台でから揚げ定食って、なかなかすごくないか? この機会にぜひ1度お試しあれ。


参考リンク:はなまるうどん
執筆:冨樫さや
Photo:PR TIMES、RocketNews24.