実は「びっくりドンキー」の一部店舗にはモーニングメニューがある、という事実を過去に報じた。記事では佐藤記者が新業態「ディッシャーズ」について詳報したが、今回は本家「びっくりドンキー」のモーニングメニューについてご紹介したい。

ドリンクにトーストにゆで卵、といったモーニングサービスは全国で定番化していて「ちゃっかり後追いしてるんじゃないの~?」とあなどっていたが、意外にも本格的で、なにより美味しい。近くにあったら通うこと確定、というくらいオススメだ。


・ミニマムディッシュセット(新宿靖国通り店:税抜518円~)

「びっくりドンキー」のモーニングメニューは大きく分けて2パターン。いつものハンバーグにするか、それともトーストにするか、という二者択一だ。なお、ハンバーグのセットは店舗によって取り扱いがない場合もある。あったらラッキー、というくらいの存在だ。

さらに地域別価格を採用しており、本文記載の価格は一例として「新宿靖国通り店」のもの。都心部を離れると、全体的にこれより50円~120円ほど安いと考えてよい。

まずはハンバーグだが、いつものディッシュをミニミニサイズにした「ミニマムバーグディッシュセット」がそれ。ハンバーグは100gで、朝食として重くないサイズ感だ。

ちゃんとディッシュサラダもついている。


ハンバーグは安定の味で、普通に美味しい。ミニサイズなので「ちょっと足りない」くらいなのだけれど、朝食として考えれば十分だ。追加料金になるが、チーズ、おろしそ、エッグ、パインのトッピングもできるぞ。

セットにするとみそ汁がつくが、ドリンク(8種)に変更できる。朝食らしく「シングルエステート珈琲」や「森のリンゴスカッシュ」にしてもいいし、朝からメロンソーダにしちゃってもOKだ。みそ汁を残したい場合は、税抜200円追加(新宿靖国通り店の場合)でドリンクをつけることも可能。


・トーストセット(新宿靖国通り店:税抜348円~)

続いてトーストのセット。「プレーントーストセット」「チーズトーストセット」「ポテサラトーストセット」の3種類がある。

もっともリーズナブルな「プレーントーストセット」だと、トースト・ゆで卵・ドリンクのセットで税抜348円だ。サラダをつけても税抜448円となり、ワンコインでおつりがくる。郊外店だとさらに安く、税抜298円から!

今回はちょっと贅沢に「ポテサラトーストセット」(ドリンク・サラダセット)でオーダー。ドンキーといえば定番メニューに「ポテサラパケットディッシュ」があるが、同じ具材とみた。これは美味しいに決まっている。

セットのサラダは小鉢に入って提供される。


カリカリに焼いた厚切りトーストに、ポテサラがオン!

これが、うまい! いつもハンバーグに入っているポテサラは、どちらかというと「こってり系」で、体調によってはくどく感じることもある。がっつり食べたい、空腹のとき向けの一皿だと思う。

けれどトーストバージョンは味つけが控えめなのか、あるいはチーズが少ないのか、とにかく軽い食感に仕上がっている。これがパンにぴったり! サクサクと軽快に食べ進めることができる。

ゆで卵はがっちり「固ゆで」で、「伯方の塩」がついてきた。

トーストセットにはみそ汁はつかない。代わりにドリンクを、ディッシュと同じく8種類から選ぶことができる。シングルエステート珈琲、カフェオンザロック、アイスウーロン茶、ホットウーロン茶、太陽のオレンジ、コーラ、メロンソーダ、森のリンゴスカッシュの8種だ。


・まだ店舗限定

郊外店ならさらに安く、もちろん美味しく、また朝の店舗はいつもより静かで、カフェのようなゆったりした雰囲気もただよっている。ドンキーで朝のひとときを過ごす、これまではイメージになかったけれど「大あり」だ。

けれど残念ながら全店舗で提供しているわけではなく、たとえば都内であれば実施は6店舗(新宿靖国通り店・池袋サンシャイン通り店・大泉学園店・関町店・立川砂川店・田無店)。千葉県、神奈川県を含めても13店舗で、まだまだレアな存在だ(2020年11月9日現在)。朝からオープンしているドンキーをもし見かけたら、迷わず入店をオススメする。


参考リンク:びっくりドンキー「新宿靖国通り店」
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.