最近の純喫茶ブームで、どこに行っても美味しいプリンに出会うことができる。プリン好きにとっては大変喜ばしいことだ。そういう私(佐藤)はもちろんプリン好き! スイーツのなかでダントツナンバーワンはプリンだ、プリンしかない!! プリンさえ食っていれば、ずーーーっと上機嫌だ。

私と同じようにプリンを愛する人にオススメしたい商品がある。当然プリンだ。2020年8月3日、東京駅構内にオープンしたカフェバー『DEPOT(デポ)』の「懐かしほろ苦プリン」が見た目も味も最上級なんだよ! コレを食ってくれ!! きっと気に入るはずなんだ!

・ノスタルジックなお店

このお店は、エキナカ商業施設「グランスタ東京」の開業に伴い、グランスタ地下北の新改札口を出てすぐのところにお目見えした。出来てまだ日が浅いのに、そのたたずまいは老舗カフェようだ。「ノスタルジックバー & カフェ」をコンセプトにしており、レトロでモダンな雰囲気を醸している。


店構えだけでなくメニューもこだわっていて、ビールは昭和のレトロサーバーを採用。コーヒーは自社ブランドの焙煎豆を使用している。食事は純喫茶定番のナポリタンやミートソースのスパゲティがあり、デザートにはプリン、シベリア、コーヒーゼリーアラモードなど古き良き昭和の喫茶文化を踏襲している。

入店すると先に会計を行う。今回はプリン(税込500円)とシベリア(税込500円)、それにコーヒー(税込420円)をホットで注文した。


・シベリアがある!

プリンを食う! そう決めてここに来たが、まさかシベリアがあるとは思わなかった。シベリアといえば、パン屋で見かけるあの三角形の菓子パンだ。それがまさかカフェで食べられるなんて思ってもいなかった。しかも、たっぷり餡子に生クリームだって!? これを頼まない訳にはいかないだろ。


可愛らしい見た目だが、味は昭和を感じさせる。ザラメ(砂糖)の効いたスポンジと餡子の組み合わせは、一瞬で私の中の少年を目覚めさせた。幼い頃、祖母の家の近くで毎週土曜夜市が開かれていた。あの商店街にあった洋菓子店の光景が脳裏によみがえってくる。まさにノスタルジック。お店の雰囲気だけではなく、料理の味でも見事に昭和レトロを再現している。


・トップ10に入る味

シベリアに感動している場合じゃない! 本日の主役はプリンだ! 見てくれよ、このプリンを! 見た目が最高なんだよ!! 器の中でたっぷりのカラメルソースを浴びて鎮座する様子は、神々しくさえ思える。思わず「プリン様~!」、そう呼びたくもなる。


プリンは丸いのが定番だが、四角くてもいいじゃないか。なんとなく「硬派」な印象を受けるのは気のせいだろうか? 「押忍!」とあいさつする角刈りの青年、このプリンがそんな風に見えてくる。とにかく形は問題じゃない、味で勝負だ。人もルックスではなく、中身で勝負するだろ。それと同じだよ! ……違うか。


固いプリンかと思いきや、これは固すぎず、柔らかすぎない。ねっとりとした食感で、食べると口のなかに生地がまとわりつく感じ。ねっとりだ。

ウマい! めっちゃウマい!! 我がプリン人生において、トップ10に入るレベルの美味しさ。それが500円だから、コスパもかなり高いぞ! これはリピート確定だ。東京駅に行く機会は割とあるので、そのたびお店に寄ってプリンを食おう! とにかくプリン好きは要チェックやで!!


・今回訪問した店舗の情報

店名 DEPOT(デポ)
住所 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号(JR東日本 東京駅 地下1階 グランスタ東京)
時間 7:00~22:00
定休日 なし(施設に準ずる)

参照元:DEPOT
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24