2021年6月24日から7月7日まで、はま寿司にて始まった「先取り! 夏旬旨ねた祭り」。HPをチェックしてみると、「あわび」が税込み110円だったり、「天然車えび」が税込み165円だったりと、どうもコスパが良さそうな気配がする。

こいつは食べにいってみるしかないだろう。ということで実際に食べてみた結果……いやぁ、こいつはやるではないか。ガチに推せるネタがいくつかあったので、紹介するぞ!

・夏旬旨ねた祭り

ちなみに記事内で紹介する値段は以降全て税込みとさせていただくが、価格は店舗によって異なるそうだ。


それではさっそく行ってみよう。とりあえず主だった魚系の寿司を全部注文。


・あわび

もうビジュアルの時点で良さげなヤツがいくつかあるが、まずは「あわび」から。他と並べてみると、110円とは言えど、ちょっとサイズ的にインパクトを欠く気がする。


しかしこのアワビ、厚さがそこそこしっかりしていることが発覚。


食べてみると、肉厚でコリッコリ。時には苦手意識の要因になり得る独特のあわびフレーバー(人によってはそれが好きという方もいるが)はかなり控えめ。これは万人受けするナイスなあわびではなかろうか。とてもウマい。

クセが控えめなので無限に食べられそうだ。値段的にも、今ならあわびだけで腹いっぱいにするという贅沢すぎる戯れですら、はま寿司ならリーズナブルに実現可能。普通に推せる。


・白エビつつみ

続いてはビジュアルの主張が強い「白エビつつみ」だ。とてもワシャワシャしている。何匹白エビが入っているのか不明だが、110円でこれはコスパ高そう。


箸で持ち上げるとワシャワシャ感が上昇してテンションが上がる。なんだろう。釣りで撒き餌となるオキアミの塊を海にブチ込むと魚たちが狂喜乱舞するが、その時の魚の気持ちがなんとなくわかる気がする。


味は見た目のインパクトに反して、割とあっさりしている。うっすらとしょっぱく、ほのかにエビっぽいフレーバーが香る感じ。こういうのもあるのか。


・キスの天ぷら

続いては「キスの天ぷら」だ。165円で1皿に2個乗っているこちら、筆者としては最強格の1つに挙げたい。


衣はしっかりとサクサクで、中のキスはふわっふわだ。油を吸いすぎているようなことも無く、キスの天ぷらにおいて重要な要素をしっかりとおさえてきている感。


これで165円は最高にクールだ。寿司スタイルのまま醤油で食べるのももちろん素晴らしいが、天ぷらとしてウマいので単体でアツアツのまま塩やポン酢などでも食べたくなる。ガチに高コスパでイイものだ。


・車えび

そしてもう一つの最強格が1貫165円の「天然車えび」だ。


出てきた時点で、立派なサイズが異彩を放っている。


そして滲み出る鮮度の良さ


食べるまでもなく絶対ウマいヤツだが、食べてみると、やっぱり美味い。もうプリンプリンの身が肉厚で甘くて最高だ。最強格というか、コイツこそが最強だと思う。


・他にも

そんな感じで「先取り! 夏旬旨ねた祭り」を堪能していたところ、同じ期間限定枠に少し気になる寿司があったので、そちらも試してみることに。まずは「ぽん酢ジュレ」シリーズとでも呼べそうな寿司たちだ。


とりあえず全部頼んでみたのがこちら。白地の皿に白いネタでどれがどれだかぶっちゃけよくわからない感があるが、5種類の別々の海鮮ネタに、ポン酢のジュレを乗せたスタイル。


どんなものだろうかと思って食べてみたが、これはこれで面白かった。ただ、どうしてもポン酢フレーバーなので、醤油派にとっては微妙かもしれない。ネタ自体も割と通年出ているものだと思うので、ポン酢が好きな方向けだろうか。

しかし、110円で1皿に2個乗ってくる「えんがわ」はちょっと気になった。地味によくある えんがわ の寿司より、厚みがある気がするのだ。些細な差だが、しかし見逃せない。もしかしてコスパが良いのでは?


これはリーズナブルにたっぷり食べるチャンスな気がする。筆者はどちらかというと「えんがわ」は醤油で食べたい派なので、ポン酢ジュレが乗ったまま醤油をぶっかけて食べてしまったが、それはそれで全くアリだった。

そしてもう一品個人的に推したいのがこちら。もうシーズン終盤の「生ほたるいか(165円)」だ。シレっと期間限定のメニューに潜んでいた。


寿司ネタによっては寝かせた方がうま味が増すものも多いが、生のホタルイカは鮮度が命。食べてみたところ、チュルッチュルで身もしぼんでおらず、とてもウマい。そろそろ生でイケる最後の時期だと思うので、ホタルイカ好きにとっては見逃せないと思う。


というわけで最後は少し脱線したが、はま寿司の「先取り! 夏旬旨ねた祭り」はいかがだっただろう。どれも素晴らしかったが、特に別格だったものを最後にまとめるなら、やはり「天然車えび」。そして「キスの天ぷら」が次点だろう。そしてコスパ最強な「あわび」だ。

正確には「先取り! 夏旬旨ねた祭り」でピックアップされている寿司ではないのかもしれないが、期間限定商品という点では仲間と言える「生ほたるいか」とジュレの「えんがわ」の2品も、人によっては刺さるはず。いずれのネタも無くなり次第終了とのことなので、気になった方ははま寿司に急げ!

参考リンク:はま寿司
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼こはだ(110円)。そこそこ大振りで、好きな人にはたまらないだろう。


▼あおりいか(165円)もイイ感じ。


▼金穴子(165円)も侮れない。


▼地味にSNS等でウマいと話題の「喜多方ラーメン」(418円)も続投中だ。寿司の締めにイイぞ!