アニメ『おじゃる丸』にておじゃる丸の初代声優を務めた小西寛子さんが、自身のTwitterで警視庁にてNHKに対して告訴状を提出した旨のツイートを発信した。

NHKが勝手に小西さんの音声をおじゃる丸関連の商品に使用したとするもので、小西さんは2018年6月の段階でもTwitterにてNHKを告発していた。そして7月、本件はテレビのトーク番組で大々的に取り上げられるなど話題となっていた。

・著作隣接権侵害罪等の犯罪被害

その番組とはフジテレビの『バイキング』で、本人も生出演してコメンテーターや司会者と状況について語っていた。その後、実は7月の終わりに「8月に入ったらあるお知らせを出す」とツイートしていたのだが、もしかして “お知らせ” とはこの告訴状のことだったのだろうか。

なお、ツイートでは


「小西寛子は著作隣接権侵害罪等の犯罪被害により、おじゃる丸音声商品証拠数点を持参し警視庁へ告訴状を持参し提出いたします。NHKは公共放送ゆえ違法性のある部分はしっかり公開して行きたいと考えます」


としたうえで、報道関係者に向けて『「NHK おじゃる丸音声商品、著作隣接権侵害罪告訴状の提出」について』というタイトルで背景をまとめた画像を公開している。

画像によると、本人でありながら契約や許諾状況などの権利情報の閲覧ができないことや、音声を商品に使用した際の通知や明細も送られていないことなどが書かれている。

・ここからが長い

NHKは言わずと知れた公共放送機関で、最近ではちょっとどうかなと思う規定も話題になったばかり。

今回はあくまで告訴状の提出ということで、これが受理された後に違法性について捜査が始まるという流れとなる。最悪、警察が受理しない可能性すらあるので、最終的に決着がつくまでは長い時間がかかるかもしれない。

現時点ではなんとも言えないが、仮に全て真実であると証明された場合にはNHKに対する更なるイメージの低下は確実。今まで通り小西氏はTwitterで進展を明かしていくものと思われるので、今後の展開に注目したい。

参照元:Twitter @HirokoKonishi
執筆:江川資具

▼証拠を持参して告訴状を提出