「練馬区」というと、東京23区のなかでも田舎っぽい扱いを受けることが多い。しかし私(佐藤)は最近見直している。なぜなら郊外型の飲食店が多く、家族層は住みやすいのではないかと見ているからだ。

有名チェーンが数多く練馬区に出店しており、「カウボーイ家族」もそんなお店の1つ。実際に利用して1ポンドステーキを食べてみたところ、ステーキに欠くことのできないアレがとてもよかったぞ!

・感染予防対策

カウボーイ家族はロイヤルホスト株式会社が運営を行う、サラダバーのあるステーキレストランだ。このコロナ禍で、強みのサラダバーを2020年6月11日まで休止していた。再開後は安全管理を徹底するため利用客に手指消毒とマスク・手袋の着用をお願いし、食べ放題に含まれるライスは、スタッフが運ぶ形式に変更している


それでも経営状況は思わしくないようで、8月31日をもって関東・関西の計7店舗を閉店することが決まっている


・屋根の上に牛

私が今回訪ねたのは練馬区石神井店。屋根に乗っている「牛」が目印のお店である。


遠くを見る牛の目が悲しそうに見えるのは、気のせいだろうか? ……気のせいだな、うん


・1ポンドステーキ!!

さて、ここで食うのはもちろん肉だ。それも重量のある肉! 1ポンド(450グラム)ぐらいがちょうどイイ! ということで、今日は「カウボーイステーキ」の1ポンド(税別2550円)にサラダバー(ライス含む、税別499円)、さらにドリンクバー(税別180円)を注文した。夏も終わりに近づいているけど、まだまだスタミナをつけたるぞ~!


肉を待つ間に野菜でもつまんでおこうと思い、サラダバーに行ってみると衛生管理がしっかりしていることがよくわかった。トングの柄が長く、食べ物をとる時でも顔が近づく心配がない。

さらに、サラダバーの上にはアクリルカバーが備えられており、仮に飛沫が飛んだとしても、食べ物に降りかかるのを防いでいる。かなり安心してサラダを取り分けることができた。


前菜のサラダをつまんで待っていると、鉄板に乗ってやってきた! 重量級のステーキがっ!!


いいねえ!! 鉄板を覆う肉の塊。まさにアメリカを彷彿(ほうふつ)させるワイルドなルックス。「カウボーイ」って感じがしてるぞ。


厚さは推定2センチ。肉の表面から肉汁がじわじわと溢れ出ている。イイぞ、イイ! ヒーハーッ!! アメリカに行ったことないし、カウボーイに会ったこともないけど、私の中のアメリカとこの肉は完全に合致しているぞ。カウボーーーイッ!


何より、このお店が素晴らしいのは、ナイフがデカいことだ! しかも切れ味がちょうど良い。ステーキを食っていると時々すこぶる切れ味の悪いナイフに遭遇することがある。肉は旨いのにナイフが切れない。それだけで随分がっかりするもんだよ、マジで。その点、ここのは良い切れ味。食事がはかどるってもんだよ。


・肉好きは要チェック!

焼き加減はミディアムといったところだろうか。他のお店に比べると、ややしっかり焼いている感じがする。肉質は見た目よりもタンパクで、噛み応えがある。


いつものように肉をライスに乗っけて、即席ステーキ丼を堪能した。今回私は「デミバターソース」を選んでしまったが、和風オニオンソースやおろし大根ソースならさらにライスとの相性が良かったと思う。次は和風ソースを選ぼうと固く心に誓った次第だ。


店舗数はあまり多くないが、肉好きの皆さんはぜひチェックして欲しい。ナイフの切れ味には感動を覚えるはずである。よそのお店も、ココくらいデカいナイフを出してくれると良いんだけどなあ~……。まだまだコロナ収束には時間がかかりそうだが、がんばれカウボーイ家族!


・今回訪問した店舗の情報

店名 カウボーイ家族 練馬石神井店
住所 東京都練馬区下石神井2-3-2
時間 11:00~22:00(8月31日まで短縮営業中)
定休日 なし

参照元:カウボーイ家族
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24