大阪といえば551蓬莱(ほうらい)。そして551といえば豚まんである。このことは大阪出身者じゃなくても知っているが、「551=餃子」の方程式を思い浮かべる人はそこまで多くないだろう。何しろ、同店の豚まんは匂いだけでなくイメージも強烈なのだ。

しかし、視点を少しズラせば違う景色が見えてくる。豚まんがあれだけ美味しければ餃子もきっと美味しいに違いない……と! 新しい餃子を求める “終わりなき旅” をしている今、関西の大御所をスルーしておくわけにはいくまい。

・551の餃子を通販で注文

てことで、お手合わせ願うべく通販で餃子を注文してみた。551蓬莱の焼餃子は15個入りで510円。都内までの送料が1050円だったのでクリックする手が一度止まったものの、大阪まで買いに行くことを考えたら仕方ない。心の中で泣きながらポチって待つこと数日……

551の “餃子” が降臨


そして宅急便の箱を開けると……

見覚えのある赤い箱……!!


いつもなら赤い箱から豚まんが出てくるところだが、今回ばかりは餃子。ちなみに餃子の通販は冷凍で届くことが多いが、551は冷蔵だった。

中には蒸した状態の餃子がキレイに並んでおり、冷蔵保存とあってプリプリしているのが見ただけでよく分かる。

・調理から実食

さて、それでは作ってみるとしよう。他の通販餃子と同じように油をひいて水を入れ、水分が飛ぶまで加熱とカンタン仕様。

ふんふん、551の餃子の匂いは野菜系が中心だな〜。てことは、肉はそこまで使われていないのかな〜。なんて餃子中毒者特有の楽しみ方をしながら5分ほどで……

完成( ・∇・)


食べた感想は、もう結論から言っちゃおう。正直に告白するとナメていた。ぶっちゃけ、551って豚まんが有名なワケだから餃子は大したことないのかなと思っていた。餃子はサイドメニュー的な。だがしかし……


想像以上だ!


これはこれまでにタイプの餃子!!


まずもっとも印象に残ったのはパリパリの皮である。歯で噛んだときにパリッとなるのが心地よい。そしてそこに餡が “ここしかない” というタイミングで喉元にヘッドスライディングしてくるから美味しさがグッと増す。

一言で551の餃子を表すならば、パリッからジューシーに入る時間が絶妙すぎる。説明書には「豚肉は食感を残すために荒挽きにカットしている」と書いてあったが、口当たりがスマートな秘訣はそこにあるのかも。

肉汁がジュワジュワ出てくるタイプじゃないので、系統はバクバク食べられちゃう系。野菜の優しさが伝わってくるような餃子だから、余裕で30個くらいはイケるだろう。

・リピあり餃子

あまりに豚まんが有名なため注目されないような気もするが、フタを開ければさすがとも言えるウマさだった551蓬莱の餃子。これぞ有名店、これぞ老舗。同店に寄ったら「とりあえず豚まん」という人は多いだろうが、思わずリピしたくなる一品だったので餃子好きなら味わっておくことをオススメしたい。

参考リンク:551蓬莱オンラインショップ
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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