お礼やお返しの品を贈る時に便利なカタログギフト券。相手に好きなものを選んでもらうのだからハズしようがない。とは言え、実際に届く商品を自分で確認できるわけではないので、少々不安な部分があるのもたしかである。

そんな時に役立つのが購入者の口コミ、なのだが……。以前も書いたようにカタログギフトに関しては、口コミがまったく参考にならない。グルメ系のギフトにしたって、「自分は食べてないけど相手は喜んでくれました」くらいしか書かれていないのだ。いやいや、そんなん当たり前だろ!

というわけで今回は、Amazonで人気のカタログギフト券を自分で自分に贈ってみようと思う。これにより、正確な口コミがお伝えできるはずである。

・Amazon1位のギフト券

何系のギフトにしようかな~? やっぱりグルメ系かな~? とりあえずAmazonで「カタログギフト」と打ち込んでみたところ、ちょうどいいのが表示されたぞ。食品・お酒ギフトカタログでベストセラー1位の『松阪牛 カタログギフト券 GAタイプ』という商品だ。

送料込みで税込5000円。なるほど「松阪牛」というワードの強さは、贈り物としてかなり強力かもしれない。よし、若干の虚しさはあるものの、このギフト券を自分で買って自分に贈ってみることにしよう。

・注文編

──後日、自分から自分宛てに小さな貼り箱が届いた。それなりに高級感があってグッドなルックスだ。開けてみると……。

好みの松阪牛商品を選べるギフトカードが入っている。すき焼き・しゃぶしゃぶ肉、焼肉、サイコロステーキなど8種類の中から選べるようだ。同封のハガキかネットで注文すると、松阪肉が冷凍で届くとのこと。

と言っても2~3日で届くのではなく、私(あひるねこ)の場合は到着まで約2週間程度かかった。もちろん日時は指定できるが、すぐに食べられるわけではないので注意が必要だろう。で、届いた段ボールを開けてみると……。

キ、キターーーーーー! 松阪牛ィィィィィィイイイイ!! 私がチョイスした『松阪牛焼肉(肩・モモ・バラ)200g』がいよいよ到着。中には証明書のコピーも入っているぞ。これで5000円か……ゴクリ。おいしく食べるには、冷蔵庫でゆっくり解凍させる必要があるという。間違ってもレンチンしないように。

・実食編

さあ、ようやくお肉とご対面の時だ。決して量は多くないが、されど松阪牛。庶民からすると「松阪牛がわざわざ自分の家まで来てくれた」という感慨がある。ありがてぇ……ありがてぇ……!


それでは、焼いていくとしよう。

1切れずつ、慎重に慎重にホットプレートに乗せていく。サッと火が通ってしまうので、焼きすぎないよう気を付けなくては。

食べてみると……うん、普通にウマい。ただ、トロけるというよりは、赤身をじっくり味わうようなウマさかな。ぶっちゃけそこまでの感動はなかったように思う。が! やはり松阪牛だけあって、肉の旨みは非常に強いぞ。この後に別のオージー肉を食べたら、何の味もしなかったほどに深く強い。

・アリかナシか

焼肉店のような味を期待して食べると肩透かしを食らうかもしれないが、肉自体はたしかにウマい。というのが正直な感想だろうか。5000円出して自分で買うかと聞かれると若干迷うが、もらったら嬉しいのは間違いない。

Amazon1位の松阪牛カタログギフト券。贈り物として何の問題もなく利用できるが、個人的には、どちらかというと景品のようなフランクなシーンに選ぶのがベストであるように思う。値段的に使い勝手がいいので、いろいろ重宝しそうな気はしている。

参考リンク:Amazon「松阪牛 カタログギフト券 GAタイプ」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.