世はまさに、大回転寿司時代!! 街を歩けば、あちこちで回転寿司屋が目に入る。破格の値段で提供する店、高級さや新鮮さにこだわる店、奇抜さをウリにする店など……そのスタイルはさまざまだ。各社趣向を凝らし、私たちの五感を楽しませてくれている。

そんな中、業界一ネタに走りがちなのは「くら寿司」ではないか……と思う。大福やいわしを巻き寿司にしてみたりと、茶目っ気たっぷりだ。2019年10月現在は『うな丼にぎり』なる商品を販売しているが、コレって丼なの? 握りなの? よくわからないので、実際に食べてみることにした。

・とにかく大きい

くら寿司の『うな丼にぎり(税抜200円)』は、2019年10月4日より販売されているとのこと。終了時期は未定のようだ。在庫状況により提供できない場合もあるようなので、どうしても食べたいという人は近隣店舗に問い合わせてみるといいだろう。

記者は運よく、店頭にて遭遇。すぐさま手に取り観察すると、通常の同社のうなぎにぎりに比べて肉厚だ。大きさもシャリの2倍はあろうかという、ビッグサイズ。食べてみるとフワッとしていてウんマイ。これは良いではないか! 

・店員さんに聞いてみた

見た目や味が通常のうなぎと比べてリッチであることは、一瞬でわかった。しかし、どのあたりが『うな “丼” にぎり』なのだろう。てっきり丼に入って出てきたり、はたまた丼サイズのにぎりであったりと、そういった類のものであると思っていたのだが。

考えても仕方がないので店員さんに聞いてみたところ、元気いっぱいにこんな声が返って来た。


「うな丼用のウナギを使用しているので、うな丼にぎりという名が付いています!」


これは予想外である。そもそも同社のウナギに違いがあるのだろうか。店員さん曰く、通常にぎりにするウナギはそぎ切りしているため白い断面が見えているとのこと。うな丼握りは丼用のウナギを一口サイズにしているだけなので、その断面がないというのだ。

どうやら『うな丼にぎり』は、切り方から違うものであるらしい。もはや通常のにぎりとは別物だな! くら寿司で1貫200円は高級寿司の部類だが、その訳も納得の美味しさであることは保証する。見かけた際には手に取り、丼らしさを感じてみてはいかがだろうか。

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼くら寿司の『うな丼握り』は丼用のウナギが使われている

▼フワッとしていて美味しいぞ