毎年恒例、正月返上……どころか年末も返上して更新してきたロケットニュース24の2019年福袋特集。今年の合計は、ビックリ仰天の125本 昨年2018年は112本で、2017年は79本、2016年は123本で、2015年は51本なので、なんと今年は過去最高記録!! ヤッタ〜\(^O^)/

ということで、今年も福袋特集の総まとめを大発表! プロの福袋記者たちが自信を持って「これは買い!」とイチオシする福袋とは何なのか? 本数順でどうぞ!!

【K.Masami → PEACH JOHN(ピーチジョン)

まずは圧倒的点数で2019年福袋クイーンに輝いたマサミ嬢から。なんとその数……19本! ドッヒェ〜!! もちろん年始恒例のジェラピケマサミも健在でアリガタヤ〜……だが、彼女が推したのは、なんとまさかのパンツだった!

「記者はここ数年、連続して『PEACH JOHN(ピーチジョン)』の福袋を購入している。毎年アタリではあるのだが、2019年はその中でも群を抜いて内容が良かった。なぜならば、下着のデザインと色が “上下そろい” で入っていたからだ。例年、パンティだけ気合が抜けていたり、びみょ~うに上下の色がそろっていないケースが見受けられた。

しかし今年は上下バッチリンコな組み合わせ! しかもデザインが可愛い!! 申し分ないひと袋だ。なんだかよくわからないキャミについては、読者の方に使用法を教えていただいたので、今後積極的に活用していきたい」


【K.ナガハシ → 丸亀製麺

福袋クイーンの19本には僅差で及ばなかったものの、通称「キング」ことナガハシも18本と大健闘! さすがキングである。北海道在住の彼が書く福袋記事の見どころは、やはり「雪の中での行列」であろう。しかし彼が推すのは……

「今年最も “福” を感じた福袋は『丸亀製麺』である。ポイントは何と言ってもお食事券! 2000円の福袋に入っていた2400円分のお食事券は、金額的にお得なだけでなく条件も太っ腹だった。

有効期限が約6カ月もありながら、国内の全店舗で利用可能。さらには釜揚げうどんが半額になる「釜揚げうどんの日」にも完全対応しているのがスゴい。昨年と内容は同じだが、例年こんな太っ腹な福袋を世に放つとは……丸亀製麺さん、あなたはうどんの神ですか!?」


【GO羽鳥 → MOUSSY(マウジー)

続いては私(羽鳥)のオススメ。ことし私が書いた福袋記事は13本で、前半こそマトモだったが、後半は女装家レイちゃんによるレディース用の福袋6連発になってしまった。しかし今年のレイちゃんはキレッキレだったと自負している。

「今年の私の福袋は、ある意味、FOREVER21とMOUSSYの一騎打ちといっても過言ではないだろう。どちらも甲乙つけがたく、阿佐ヶ谷マーメイド寿司クマチャンでコツコツと攻め立てたフォーエバーを推す人も多いだろう。しかし! 私はあえてモウシー(マウジー)をチョイスする。

価格差2倍の差はあるものの、5400円フォーエバー福袋の内訳 1万8266円に対し、1万800円モウシー福袋は6万4180円の価値があった。それよりなにより、ギャグの手数は少ないものの、神々パルテノンからの強ワンパン「こなきじじい」だけでKOを狙うスタイルが自分の中でのお気に入りだ」


【小千谷サチ → ルピシア

同じく13本の小千谷サチは、年末から稼働しまくる福袋界の安打製造機。例年通り、いかにも女の子らしいチョイスがウリであるが、マイケル・ジャクソン福袋などの珍品にも果敢に挑んでいったのが印象的。しかし、彼女が推すのは……

「これまで3年連続で「最も良かった福袋」に『クリスピー・クリーム・ドーナツ』を選んできた……が、今年は、グッズがちょっと期待外れ。ドーナツ部門は相変わらず最高だっただけに、残念!

そこでシミジミ感じたのが、『ルピシア』の福袋の素晴らしさだ。2016年から毎年購入し続けてようやく、お得さ、美味しさ、選べるオマケなど「ルピシアを最高だと思う5つのポイント」に気づくことができた。来年はどんな福袋を出してくれるのか? クリスピーのも、ルピシアのも、両方楽しみにしてるよ!」


【和才雄一郎 → アコメヤ(3000円)

編集作業もやりながら果敢に記事も書いていった和才の本数は11本! さすがは副編集長である。守っては攻め……と、まさしく日本代表DF・長友佑都ばりの動きを見せていたが、すべてが終わった時、彼の顔は疲れ果てていた。

「元が取れるとか取れないとか、どうでもいいね。どれだけ得かどうかも、どうでもいいね。何より大事なのは、「こんな商品がこの世にあったのか」っていう発見をどれだけ出来るかどうかやね。そこやね、福袋で大事なんわ。

——という気持ちにさせてくれた「アコメヤ」の福袋を、私は挙げたい。アコメヤは3000円と5000円の2種類があって両方良かったけど、『海苔ちっぷす』が衝撃的に美味かった3000円の方にしとこうかな」


【P.K.サンジュン → ヴィレッジヴァンガード

続いては、ロケットニュース24の特攻隊長サンジュン。彼が書いた福袋記事の件数は……9本! 今年は「ジャイアント馬場福袋」なる大ネタもあったが、ヴィレヴァンとカルディを重点的に攻めていくのがサンジュン流の攻め方だ。

「なんだかんだで、今年も最高だったのはヴィレヴァンだ。福袋を開ける瞬間のワクワク感、そしてそのワクワクを大きく上回ってくる珍アイテムは、毎年のことながら強烈なイメージを与えてくれる。だって……超巨大な鷹のぬいぐるみが出てくると思う?

ぶっちゃけ、得をしたとか、イイ買い物をしたという気持ちになったことはないが、それでも毎年ヴィレヴァンの福袋が楽しみで仕方ない。一時期よりは店舗の数も減っているヴィレヴァンだが、今後も日本にはヴィレッジヴァンガードが必要だ。応援してるぜ、ヴィレヴァン!!」


【佐藤英典 → 東急ハンズ

ロケットニュース24の最年長にして「パイセン(先輩)」の異名をもつ世界のSATOは8本を執筆。毎年アキバのジャンク屋に行くのが恒例になっているが、今年は異変があったもよう。そんな彼のオススメはジャンクではなく……

「東急ハンズといえば、何でも揃うお店として誰もが知っているのに、なぜか福袋では当編集部もスルーしがち。私(佐藤)もそこまで期待せずに入店したところ、この福袋にはちょっと驚いて2度見した。1万でカバン3個?

実際購入してみたところ物がいい。欲を言えば、2万円でも良いからサイズ大きめのカバン3個のバリエーションも欲しかった。来年は東急ハンズをチェックリストに入れておこう」


【砂子間正貫 → IKEA

(羽鳥の)個人的に、砂子間さんの新年は「北九州市の成人式」から始まると思っているのだが、福袋特集にも積極的に参戦! しかも執筆したのは8本と、なかなか気合いが入っている。そんなスナコマさんが激推しするのは……

「IKEA……今年はダントツでIKEAが1番だ! 「サーモン福袋(2000円)」も良かったが「キッチン用品福袋(3000円)」はマジで神。なんてったって “スタッフがリアルに欲しい商品” が1万円分も入っていたんだからな。最高。イケアさん、本気出し過ぎです。

ちなみに、そんなイケアの前に開封したのが5400円のヴィレヴァン福袋。意味不明なゴミを詰め込むヴィレヴァンの強いハートもアッパレと思った……が! ゴミはやはりゴミ。その後のイケアが本気で神に見えた。ゴミからの神。ヴィレヴァンもイケアもありがとう」


【江川資具 → 大人のデパートm’s

初参戦ながら8本もの記事を書いてくれたのが資具(たすく)クン。年末はコミケに3日連続でコスプレ取材してたりで、「たすくの年末年始、大丈夫か?」と少し心配になったが、きっと彼なら大丈夫。たすくなら大丈夫。

「個人的に最も心躍ったのは、やはり『大人のデパートm’s』。中身は明らかにアウトな物ばかり! しかも使い道は全く無し。でも、使い道とかそういうのを抜きにして、そもそもアウトなものを堂々と買い求めること自体がなんだかドキドキして興奮しますよね。

そもそも大人のデパートm’sの前で開店待ちしてる段階で既に楽しかったし、これがいわゆる福袋の醍醐味のドキドキ感……えっ、ドキドキの種類が違う? そんなー」


【中澤星児 → アルマーニ

コンビニにアキバにアルマーニと、神出鬼没なセレクトをしていたのがイングヴェイせいじこと中澤星児。彼が執筆したのは計7本。とても嬉しそうにアルマーニのダウンを持ち帰っていたのが印象的。相当お気に入りのようだ。

「聖剣エクスカリバーが入ってたり、いろんな出会いとワクワクがあった今年の福袋。ただ、実用性で言うと『アルマーニ福袋』一択である。

ダウンを着たことがなかった私(中澤)は、その軽さと温かさに衝撃を受け、速攻でその日まで着ていたアウターを捨てた。もうアルマーニがない生活は考えられない。イエス! アルマーニ!!」


【原田たかし → ミズノ

和才と同じく、編集作業をしながら執筆をしていたのが「レンチン原田」こと原田たかし。福袋作戦の後半は、ほぼほぼ編集作業に追われていたのだが、それでも6本の福袋記事を書いたのは立派である。そんな彼のイチオシは……

「今年もスポーツ系をメインに攻めたが、初挑戦のミズノがもっとも良かった。肌触りがイイのに加え、進んで買わないようなネックウォーマーが入っていたのもグッド。こういった “あったら嬉しい” が入っているのが福袋のいいところだ。

あと今年の福袋は、通販で販売するところが増えたような気がする。何が入っているか事前に明かすパターンが多いが、これから変化もするだろう。来年はそちらの方をガンガン攻めてお得な情報をお伝えしていきたい」


【あひるねこ → GAP

ロケットニュース編集部イチの色男は、福袋企画の目玉となるスタバの抽選にも当選した福男。執筆本数は6本だが、どれもこれも読み応えのある内容だ。ちなみに彼が酔っ払うとオラつく傾向にあり、あの佐藤をもビビらせた。

「開けるまで何が入ってるか分からないのが福袋。それが醍醐味でもあるのだが、ハズレを引いてしまうことも多々ある。そう考えると自分で好きな商品を選べるGAPの福袋は、ハズレを引きようがないという点において最強ではないか。

しかも割引額がハンパではない。定価だと5万円以上するはずが、なんと2万ちょっとで買えてしまったのだ! 何を買ったのかって? ええ、まったく同じチェックのシャツを8枚ですが何か? その理由は記事でご確認いただくとして、お得感は非常にあったように思う」


【石井陽太 → ロモグラフィー

初参戦の石井くんは執筆件数も1本だけだが、彼の趣味であるフィルムカメラの福袋にトライしていた。ちなみに彼は駄カメラにも造詣が深く、愛用するのは「現場監督」。いずれにしても、とにかくカメラが好きなようだ。

「記者としては人生初(記憶にある中では)の福袋購入が『ロモグラフィー』だった。感想としては一言で言って最高。カメラとフィルムが入っていた時点で、スナップを撮りに外出したくてウズウズしてしまった。ネットショップで購入できるところも良い。

今回、福袋を購入したのはロモグラフィーの1件だけであったが、来年はもう少し色々なお店のものを買ってみようかなと思わせてくれた体験だった。次回は例えば「カメラのキタムラ」とかも気になる。って、結局またカメラかよ!


──以上、総勢13人、125記事のまとめでした! ぜひとも来年の福袋の購入の参考にしてください。最後に、今年もロケットニュース24の福袋特集を見てくれてありがとうございました! おそらく来年もやりますので、どうぞよろしくおねがいしますm(_ _)m

執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.