毎日のように目にする信号機。その信号機、実は国によってデザインが違うって知ってた? なんとなく世界共通な気がしていたけど、国や地域によってさまざま。点灯中に走るアニメーションになるものもあれば、オランダなんかミッフィーちゃんの信号もある。

さてある「世界初」の信号機が話題になっている。それは台湾なのだが……あれっ、信号の中に人が2人いる? 赤に青にと点灯すると思わず胸がキュンとするような仕掛けがされていたのだ!

・台湾の信号機が可愛すぎ

そもそも台湾の信号機は “中の人” が動くことで知られている。青では歩き、点滅すると小走りになるというものだ。この “中の人” は「小緑人」という名で親しまれている。

話題の信号機は南部の屏東(へいとう)県に設置されたもの。そこでは「小緑人」の様子が変わっていた。動画「小綠人脫單了!屏東首創幸福"牽手燈號"」を見てみると、信号機の中に人が2人!! 男の子と女の子だ。

赤信号では、2人は向かい合って手を取り合っている。すると男の子がひざまずき、ハートマークが点灯したではないか。まるでプロポーズ。そして青信号になると、2人仲良く手をつないで歩き出した! その姿は互いに手を取り合い、人生を共に歩み出したかのようである。

・バレンタインに「プロポーズ成功」

この「カップル信号機」はバレンタインの前日にお披露目になったそう。信号機もロマンチックなら、タイミングもロマンチックだと言えるだろう。ネットユーザーからは

「可愛い!」
「バレンタインにプロポーズ成功だね」
「小緑人がついに既婚者に!」
「信号機にさえ恋人がいるのに、私ときたら……」
「嫉妬しちゃう(笑)」

などの声が上がっている。

・思わず立ち止まってしまう

各国に様々なデザインの信号機が存在するが、プロポーズする信号機は世界初のことだそう。そして、この信号機には脱少子化への願いがこめられているという。

信号機がカップル化すれば少子化に歯止めがかかる? 「風が吹いたら桶屋が儲かる」とか「バタフライ効果」的な……? ちょっとピンとこないかもしれないが、見ているだけで思わず立ち止まり、ニッコリしてしまう可愛らしさ。歩行者の信号無視は減るかもしれない。

発表によると3月2日までに45カ所の信号が「カップル版」になるとのこと。こんな信号が街に溢れたら、散歩するのが楽しくなりそうだ。

参照元:YouTube中央社自由時報
執筆:沢井メグ